今年の秋冬のコーデュロイの充実っぷりったら・・・いったい何年ぶりだろう。
30年ぐらい前にもたくさんのコーデュロイ生地のアイテムを見かけたような気がする。
たしか渋カジ(←懐かしのフレーズ)ブームの頃だったような気がする。
気がするだけで合ってないかもしれないけれど。
そもそもコーデュロイはカジュアルな生地だから、合ってるはずだ。
コール天の生地が大好きで、若いころからスカート、パンツ、コート、シャツ、ジャンパースカートといろいろ着た。
保温性は抜群というほどでもないけれど、身につけた時の安心感と包まれる温かみは他の生地よりだんぜん群を抜いていると思う。
と、ほめちぎってみた。
長いこと着てきて、わかったのは「いいコーデュロイ」と「よくないコーデュロイ」があるってことだ。
いいのはまず触ってみてわかる。
やわらかいウネはかまぼこ状態になっていて、そしてケバのないところとの差がきっちりとしている。
指でなぞるとケバは素直にたおれ、陰影をなす。
身につけると、ぷるぷるっとした動きをする生地。
よくないコーデュロイ生地とは、一見ケバとケバなし部分のストライプ状態の生地になってはいるけれど、ゴワゴワしていたり、ケバの盛り(ボリューム)かケチられているものだ。
そういうのは、ケバがすぐに抜けてしまうのだ。
しか〜〜し、よくないコーデュロイに潜むかっこよさは見逃せないものだ。
膝とか腿あたりのケバがすり減ってつるつるっぽくなったパンツの味わいは格別。
たくさんの種類を目にする今シーズン。
コーデュロイを見かけるたびに、いちいち触って確かめてみるわたしだ。
いい!いくない!と心の中でジャッジして回る。
わたしのいちばんは、ルーチョ・バノッティのコーデュロイ。
うんと太畝でもぷるぷる感は損なわれてないし、ケバの陰影がとてもきれい。
畝を考慮したはぎ合わせに感心するばかりだ。
コーデュロイのズボンをはいて午後から、逗子にいく。
友だちと昼ごはんだ。
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