東京新聞と中日新聞に連載中の、イラストエッセイ「おしゃれのレシピ」。
7月21日では、面積拡大で載せていただきました。
いつも載っかっているのは、紙面の右上の角っこのところでした。
それは連載開始の2007年10月からそこが安住の地。
とても住み心地のいい場所でありましたが、それが、今回はどうどうの紙面の中央に!
敷地面積も増え、文章イラストともに増量しました。
定位置からはずれると、はずかしいようなテレテレな気持ちも生まれます。
面積いっぱいもらって文章量が増えても、役立つような「うんといいこと」も書けず、あいかわらずの内容なんですけど。いいのかな。
でもまた元の、定位置にもどりますんで、新聞購読者のみなさま、また角っこのところでよろしくね〜〜。
く〜っ!なんなのこの暑さ。
早起きしてスーさんの散歩をしたあとの大汗は、ぷるぷると洗顔。
掃除機をかけたあとの大汗もばしゃばしゃの洗顔。
とにかく汗をかいたら、水でがんがん......の日々である。
化粧水や乳液などつける気持ちもおこらない。
ましてやUVカットの日焼け止めも。
洗顔のあと、めがね(老眼鏡)をかけて鏡を見たら、そこにはなんともおそろしい現実が写っていた。
鼻のてっぺんと、その裾野にくろい点々が、びびびびっしりと。
いけませんね、めがねなしで鏡をみているのは。
ここは大掃除せねば!「毛穴すっきりパック」を久々に取り出した。
ひんぱんに使うと、毛穴がビッグになりすぎるらしい「毛穴パック」それでも、使わずにはおれないほどの私の「イチゴっぱな」。
久々の使用だからといいことにした。
しっかり鼻に張り付けて、待つこと15分。
そーっとシートを剥がす。
パックのシートには「トゲトゲ黒油柱」がびっしりとくっ付いていた。
満足のいく獲れ高をみた。
気のせいか、鼻が軽くなったようだ。
鼻まわり以外の皮膚は、陽と水にさらされてばかりだったので、いやな感じに乾燥している。
そこでモロッコ土産にいただいた「アルガンオイル」で手当することを思いつく。
手のひらに、化粧水とアルガンオイルを少量とって、まぜて顔につける。
オイルとはいえ、アルガンはサラッとしている。
テカテカの顔で20分ほど待つ。
顔の皮膚にオイルが浸透することを期待して......。
拭き取ったら、なんだか顔がしっとりとした手触りになっていた。
これ、浸透成功!ということだろうか。
顔の古い油を除去し、あたらしい油を補給しまくった午後三時。
窓から外をながめれば、青空がひろがっている。
風で木々は揺れている。
二階の温度計は42度を指している。
モロッコの女性も、こんなことしているんだろうか。