義母(93歳)にもちょっと春らしい服装をさせようと、レモンイエローのシャツを買った。
手渡すと「こんな色着たことないわ。こんな襟の持ってないし」と怪訝な顔をするのはいつものことだ。
突飛を好まなくなるのは年取った証拠では?という思いをぐっと抑え、「白のカーディガンと合わせたら綺麗じゃない?グレーのあの薄いパンツもこれから
履けるし。シャツの襟のところにスカーフを挟むのどうかな」と提案してみる。
「そうねぇ春らしくていいかもしれないわね」とニコリする。(この流れいつものこと)
そして軽くて小型の肩掛けバッグがあったら便利そうと思ったので、ビニールコーティングされた張りのある布を四角く縫ってハト目で穴。
穴に革紐を通して簡単バッグを作った。
多分、テーブルクロスによく使うような布地だ。
義母に付き添っていつもの病院へ。辛気臭いかっこで行くより少しはマシなお出かけ気分となる。
「ケーキでも食べて帰ろうか」と義母。
あったあった!おしゃれ効果。
自分のおしゃれを考えるように身近な人のおしゃれを手伝うのも楽しいものだ。
親兄弟の友人の。
人のおしゃれを手伝ったり考えたりしていると自分自身にとっての気づきがあるものだし。
義母にと作った軽い簡単バッグ、自分用にも制作した。
サイズは大きくし、柄もガラッとチェンジだ。(義母とペアは嫌だし)
はと目で穴を開けて紐を通す方法、いろいろに使えそう!と楽しくなる。
今キャリーにつける袋を制作中。私の春の手芸工作もスタートである。