今のヘアスタイルにしてからずいぶんと経つ。
デコ丸だしで肩ぐらいまでの長さの髪の毛をひっつめて結んでいる。
手間入らずだし、美容院へ行く回数も少なくて済むし。
でも......な〜んか変えたくなっている今日この頃。
しかしどんな風にしたいかの具体案が思いつかない。
昨日電車の中で見かけた方が、ベリーショートでてっぺんの部分だけを長くしていらした。
てっぺんのとこだけはモジャパーマがかかっているらしく、ややボリュームが。
そして全体は白髪がいい感じみまざったグレー。
ヘアスタイルチェンジするならこれが第一候補だな!
ウキウキしてきた。
盆栽ヘアー、けっこうアタシにも似合うとふんでるのだが。
ピンクのシカ柄の生地で春のコートなどどうかなやっぱ派手かな......と北風吹く中で考えていたら、思い出した!
コレがあったのだ。
ずいぶん前に下北沢の古着屋で買ったもの。
着るシーズンが限られるというか、ぜひ春先にこそ浮かれて着て歩きたいコートなのだった。
北欧風味がするシカ柄の生地も捨てがたい、でもコレもあるし〜と脳内の花畑はすでに爛漫である。
友だちが、「着物って大胆な柄、それも全身にあるね」といった。
そういえばそうだ。
その上着物は柄on柄で帯にも羽織りにも柄のあるものを合わせたりもする。
そしてそれぞれが調和して絶妙に着こなせる。(ダサくもなる)
いろんな決まりごとがあるくせして、ホントは自由さと大らかさにあふれてる。
......思うに、着物はその機能性とデザイン性の高さにあるんでないかい?と考察するものである。
首のところの打ち合わせの鋭角なブイゾーン。
胸をむりやりつぶしてまでも全体を平たい長方形にまとめようと努める。
上下を分断するように帯がはしる......。
ってなすべての着物に統一された秩序は、大柄も小柄もなんでもカモ〜ンと受け入れてくれるあたかも土俵のようだ。
自由に相撲をとっていいのだな。
シカ柄の生地、心変わりして夏の着物にしてみたいと四股ふむ私。
どすこい。