友人が送ってくれた写真。
フィンランドのどっかの路上で見かけたご夫婦(たぶんね)がステキだったのでついパチりしたと。
シンプルな色の使い方がかっこいい。
ピンクのウニッコ模様のジャケットの女性といっしょに画面にあると両方の良さがよく見える。
ベージュ、白、グレーの組み合わせはシックな大人ならではの着こなしに思える。
生成りの麻の服、季節もてつだってかよく見かける。
私もヒザ丈のAラインのワンピを無印良品で最近購入したところだ。(早くもバーゲンになってたもんで)
サラリとした着心地のいいワンピだ。
やめたいやめたい......というか「やめ時」を計りかねていた一件がある。
それは白髪染めだ。
40代前半から染め始め、早20年。
子どもが小中の在学中は、おばあちゃんと間違えられないために染め続けていよう...と決めていたが、その子どもらもとうに成人している。
孫を持つまでにも年を重ねたしもういいではないか!
......と思うものの、やっぱね、頭皮から3センチぐらいだけが白々してカッパのようになってくると我慢しきれず染め直してみたりしていたまったくもう、往生際のいくない私であったことだった。
確かにね、白髪を目立たなくすると3才くらいは若返ってみえることは事実だし。
フィンランドから届いた街角スナップ写真の女性はおそらく中年だろう。
髪の色をメインにしてカラーコーディネートされているようだ。
金髪にはなれないが、白髪への道は大きく開けている私。
この開かれた道を大手を振って歩いていこう!と決心する。
ベージュやグレーの服はきっと白っぽくなった頭髪によく似合うだろうことを期待して。
流行(はやり)とはなんぞや......が知りたくて検索したら、「流行についてあれこれいい合うサイト」に流れ着いた。
昔持っていて、今じゃ恥ずかしくって、というのが語らいのテーマらしかった。
まず厚底ブーツや肩パッド入りの服というのが出てきた。
続いて、ティファニーのオープンハート、Kitsonやcherのトートバッグ、アニヤのトート、プラダのリュック、ヴィトンのマルチカラー(文字のところがカラフルな色のだよね)やグラフィティ(筆文字で大きく書かれてたアレだな)エルメスのスカース、グッチのバンブー...なども名を連ねていた。
「カルティエのスリーゴールドの三連リングはバブル時代にみんな揃ってしてたよね」
のしゃらくさ発言もあった。
そこに集う人たちの年齢層はそう高くないと思われた。
そこのサイトで書かれていた「恥ずかしくってもう使えない」は個人的意見だし、うのみにするわけにはいかないけれど、挙げられたアイテムに共通してただよう【時代】もしくは【当時】のようなにおいを感じることはできる。
でもね〜、当時流行りものだったとはいえ、やっぱり気に入って手に入れたものじゃん?
ヴィトンのマルチカラーはかわいいし、エルメスのスカーフの柄はずっとイカしてね?
今持ったら笑われちゃうと恥ずかしがることはまったくないと私は思う。
大流行りした「物」がすたれていくのは宿命かもしれないが、自分がその時に感じたステキ!の感情が比例してすたれるものではない。
それにしても、挙げられていたアイテムいっこも持ってないアタシ。
流行に乗ってこなかったのか?
いやいや...興味がなかったわけじゃないけど、買おうと思うほどステキ!と感じなかったんだろうな。
白いシャツにブルーストライプのギャザースカートが初夏のアタシの流行。
私はアタシの流行でいく。
つづく