真夏用のタンクトップをぞろりと長くしたようなロングTシャツと、綿のタートルネックのセーターを重ねて着てみる。
ぞろ〜りのTシャツは、ジャンパースカート風に、ワンピースにと普段に色々と着られて便利ものだ。
このぞろりTシャツは、出先で緊急に買ったものだった。
昨年の盛夏、とあるカフェで、着ていたスカートにどっさりパスタが盛り込まれるというアクシデントにみまわれ、着替えを余儀なくされた。
シャツにもオイルまじりのトマトソースが点々と。
目の前にあったお店「無印良品」で、とにかく一枚で着られるものをとそそくさ〜っと選んでそそくさ〜と着替えた思い出がある。
そんな一枚だったのだけれど、その後このぞろりTシャツは便利に度々着た。
じっくり時間をかけて選びぬいた服が度々着ると約束されるものでもない。
入店3分で手に取った「とりあえず服」が意外と頻繁に着る服になることがある。
あれこれ迷わず、「すぐ着る!今着る!」の気持ちで選ぶのは、案外いいチョイス方法なのかもしれないと思う。