白地に魚の絵が描かれた帯、これはいつ締めたらいいもんか?と思っているところだ。
母のところから来た中でいちばん気に入った帯。
これは、どんな着物と合わせるといいのだろう。
今日のテラスの市で、友だちが一冊のムック本をくれた。
クロワッサンの別冊「着物の時間」(2003年発行版)には「最近、着物もいいな、と思いはじめたあなたに」のサブタイトルがついている。
最近着物づいている私にと持ってきてくださったもの。
帰りの電車の中で読みふけった。
中に、大久保信子さん(着物コーディネーター)のこんなアドバイス言葉があった。
「戦争で東京は焼け野原になって、焼け残った着物はお米になっちゃったの。それで戦後呉服屋さんがワーッと売り出した。その時にやたら厳しくきまりを作っちゃった。今はもっとゆるやかに、という流れはあるんです。ただし第一礼装だけは守りましょうと。結婚式、お葬式、それだけは反抗するんじゃないよ、とね」
と。
ゆるやかになったとはいえ、白地で魚の絵っちゃ初夏〜夏でしょか?
着物は単衣で?
どーなの?
1998年当時あたりからのクロワッサンでの連載を一冊にまとめたムック、読むほど着物の魅力にとりつかれそうでやや怖いっす。
高田喜佐さん、かっこいい!
稲葉賀恵さん、う〜んさすが素敵。
そして何度も出て来たフレーズ、
「ちょくちょく着ることです。慣れることです」
ででですよね〜.....。
花のヘッドピースを付けたたおちゃんの写真に目がくぎ付けになった。
たおちゃんはいうまでもなく可愛いんだけれど、この花は、大人にも(大人こそ!)似合うはず。
目つきのわるそうなバーサンがこんなの付けていたらどんなに素敵なことだろうとか、白髪の髪にたっぷりとこの花を乗せたらさぞやかっこいいんでは?
と、めくるめく想像の世界に舞って入っていったわけである。
そして注文へ。
ぐっしゃぐしゃの量のたっぷりある髪をゴムでまとめた付け根のあたりを半分囲むようにつけたいと思い、その旨を入江さん(たおちゃんのママ)に伝えた。
大きめの手のひらぐらいのサイズでほしいのだとも。
たくさんの色の花の見本をメールに添付で送られてきた。
こんな組み合わせでは?と候補をいくつかあげてもくれたので希望色も伝え、制作していただいた。
「これでいかがでしょう?」送られてきた写真は、私とよく似たヘアースタイルの方が実際に付けているところ。
なんと!そのモデルさんは、入江さんのご主人だって!
とても素敵にでき上がっていた。
(後ろ髪に付けていたけれど、ほんの少し見える首からアゴにかけてのラインにヒゲが見えた)
こんなふうに、二個の花と三個の花の組み合わせのピースを付けている。
もっともっと似合うはずであろうグレー髪になる日が待ち遠しくなる。
【今日もぶつぶつ】
ヘッドピースの花の画像を切り抜いて、Psでイラストと合体させAiで着色って、こんなに大変な作業になるとは思わなんだ。
かさね塗りもできるんだなー。
でもみんなこんなことらくらくとやってるんだろうか。やる人はやってるんだろうなあ、ぶつぶつぶつ。