肌ざわりがよくて、そでの太いニットのカシュクールは部屋着によく羽織っているものだ。
左右の裾に長めのヒモがついていて、ぐるりと腰にまきつけて着るタイプの。
これ、今の状態にちょうどいいのだけれど、なんともヒモをまくのとしばるのができない今、え〜い!とじょきりとヒモを切ってしまった。
友だちが、お土産にくれたふたつのボタン。
フィンランドのアンティークやさんで買ってきてくれたものだ。
ブドウ色のと、深みどり色は色合いが良くて、どうしてもふたついっしょになんとかつかいたいと、見たときから思っていた。
それぞれのボタンの裏側にブローチピンを接着剤で付けてから、チェーンで繋いだ。
この作業、ほぼ片手で成しとげたのは、ひとえにアタシの執念かも。
ヒモを切ってしまったカシュクールに、これ、ピッタリと思ってつくった。
片手手芸....カンタンなものならイケそう....と自信をつけた。
だって、ほら、手芸の秋だしねえ。
切ったはったの傷の治りは早いものだ。
手術後、一週間たったので、病院に行って「抜糸」してもらってきた。
気持ちもぐっと楽になってきたので、スーの散歩にも行くようになった。
ギブスというか...添え木のような「当てるもの」をうでに装着して、三角巾で首からさげている。
不自由ではあるけれど、料理もなんとかできるものだ。
包丁をつかうとき、すごく左手って大事だったのね。
サポートってか....左手のリードあってこその包丁さばきだったんだ。
しかたないので豚バラ肉などの肉類は、ハサミで切っている。
お米は無洗米にした。
モチーフつなぎのスカートは、いつもなら12月も半ばになってからはいていたものだけど、この際自分あまやかしで、もうはいている。
「血流」の大事さを思い知る。
カラダの血のめぐりが悪くなると、とたん左腕の浮腫がでる。
ちょっと寒いとそうなるから、カラダ温めて血のめぐりに気をつけている。
今回、いろんなことを思い知った。
おのれの「謙虚さの欠如」もそのひとつ。
折れても折れないとこはつよいとこ。
折れてもまたつながるとこは復活のことと思い知る日々。