体内で凍結されているだろうと思っていた、私の根気とか忍耐とか復習とか....そういったネイビーブルーの美しい塊は99パーセント腐敗していた。
どす黒く。
やっぱりな。
友だち先生に家庭訪問までして教えていただいたというのに、私ってばさポアロに逃げたり(しかも見放され)発酵を楽しんだり、まんじゅうを食べ過ぎたり、なにしているのだろう?はて〜?
かすかに残っていた1パーセントにかけるしかない!もう!と、カケラを培養することにかけた今日。
8ヶ月前に買ってあった3センチぐらいある分厚い参考書をドッコイショと取り出し、
「ちょっとずつ根気よく読むなんてアタシにできっこあるわきゃない。「Photoshop CS5マスターブック」オラァ〜ッ!一気に読んじゃろうやんけっ」
と、オラオラの決心をかためたのであった。
駅前の本屋で買ったあの日、暑かったあの日、太陽デリデリのあの日の事がよみがえってくる。
読んでも読んでもさっぱり????で、Winのパソコンと汗まみれになってたあの日々。
親切に教えてくれる友だちがいたにはいたけれど、先方はMacで、お互い大の難儀。
ヒストグラムとかトーンカーブとかで、もうわけわからんくなっていったころ、夏は終わった.....。
そして今年になってからもまた、あんなことこんなことあって、いばらの道で行き倒れもしたけれど、松葉杖をつきつつまた一歩。
本当に一歩ずつしか進めなく、三歩進んでも四歩下がってた頭極悪のアタシ。
そんなアタシがオラオラ精神で読み始めること二時間半。
頭髪の毛根がピピッとひきしまる。
三分の一ぐらい読んだところでハッ!とした。
書いてあることがわかるようにはなっていたのだった。
本のいいたがっていること、教えたがっていることだけは理解できた。
私がやりたいことが書いてあるページがわかった。
ほ〜、そゆことだったのかと。
明るい光と見た。
「理解できた」と「それをちゃんとパソコン上で操作する」はまた別問題であるってところがまた難儀であるけれど。
台所で発酵し続ける糀の菌もPsの行く先も見えないけれど、近くでうごうごと動いているのは確かだ。