初めて会う方や、会社以外の場所でお会いするとき、だいたい電車の改札口付近で待ち合わせることが多い。
お互いに、申し合わせて決めた雑誌や本をなに気なく手にたずさえている....というのを目じるしにしたりして。
それでおちあって名のりあって、近くのカフェとかコーヒーチェーン店にいく。
今回は先方から紀伊国屋の近くの「星乃珈琲店」でという指定があった。
知ってるような、知らないような.....その喫茶店はアタシにしてはすぐに発見できた。
決めた時間の15分前には着席して、ひとり店内観察にいそしんだ。
「ザ喫茶店」という趣の、昔からあるような、なつかしい感じがする店だった。
白のシャツにブラックのベストがお店の制服だ。
男性も女性もね、みんなおそろい。
お約束(私的での)メニューチェッ〜〜ク!
友だちとのランチではないので、食事するつもりはなかったけれど、いちおうチェックだけは欠かさないよ。
ナポリタン、サンドイッチ、分厚いホットケーキなどが目に入る、ザ喫茶店。
唐突だけど、メニュー見ながら.....この打ち合わせは、なんだかすんな〜りと要領を得、うまいこと意思の疎通ができる予感がした。
それは喫茶店のオーラだと思う。
「窓際の席におります」
とメールをしようと思ったとたん!目の前に待ち人があらわれた。
「本田さんですか?」
とにこやかに。
どうしてお店に入ってすぐにアタシがわかったのだろう?目じるしの打ち合わせしとかなかったのに....。
うまく進む(であろう...)仕事ってだいたいそういうふうにできているものだと実感する。
てきぱきとお話をしてくださる若い編集者さんはさすが現役感まんまんで刺激的だった。
やっぱね、予感のとおりだ。
私のつたない意見(本当につたなくしかしゃべれん。なさけなか57)もゆっくり聞いてくださった。
今後の話しをして別れた後、「オカダヤ」に向かった。
ベビー服の材料と、作りたくてしかたがない「テリアバッグ」の材料をみつくろうために。
1階ではコットン、3階では麻布、2階でチュール生地...上いったり下いったりして、メモみいみい選んでいく。
こんなに重たかったっけ?と思うほど、紙袋いっこでも布は重たい。
でもそれは楽しみにつがなるうれしい重さだ。
腕をひくひくさせながらまた電車に乗って持ち帰る。
途中駅前のスーパーに寄って、もうひとがんばりと牛乳、鶏肉、カップ麺...など買う。
両腕ひくつかせながら、やっとこさの帰宅。
やれやれ。
しかし.....凍結しちゃってるのか?開けないメール添付に四苦八苦する夕方。
友人にSOSメール出して助けてもらい、難をのがれる。
スーの散歩して夕食つくって、洗濯物たたんでさ、それでも毎日なんとかやってこってさ、自分にいってやる。
星乃木珈琲店のコーヒーはとってもおいしかったしね。
「がんばらない」のがはやってるけど、アタシは「そこはかとなくずっとばんばる」って基本方針でいこうと思うよ。
今夜のDVDはドヌーブの「幸せの雨傘」。