二泊三日。
家にもどってこれてよかった。
おとといやってもらった「骨接ぎ」では、全身麻酔にかかってみた。
酢術、おっとまちがい、片手打ちはなかなか大変なものですね。
手術は、そうむずかしいものではなく、30分ほどで終わるということだったが、麻酔は全身でなんだって。
全身麻酔については、いちまつの不安が.....。
よく聞くのは、無意識のうちに「いろんなことをいう」ということだ。
よく知ってる女性(とってもお嬢様そだちで、上品な方)が、麻酔のさめるあたりに、
「テメー、ふざけんじゃねーぞ。ばかやろーめ。出てこいこのやろー」
とか叫んでいた...ということは、本人以外の友だちの間で、長いこと語られていたことだった。
「潜在意識」、「見えと本質」、などといったワードが、そんなウワサ話しの間間にいつもはさまっていた。
私もなにかこう、潜在的に持ってるであろう意識からでる言葉をはくんだろうか.....それはいったい....。
人に聞かれたら、とってもこっぱずかしいような...秘密を話しちゃうとか?
と、ただただそれだけが不安であったが、手術室に通されて、流されていた「ドリカム」の歌を聞いてリラックスしていたら、麻酔か睡魔か、どっちにおそわれたのかも分からないうちに、寝てしまった。
おっといけねえ..ついウトウトしちゃったぜ。ああ、これから手術するんだな...と思って腕をさわってみたら、すべて完了ずみってことがわかった。
えっ!と、ビックリした。
私はすぐに寝てしまったし、もうろうとしていたときがなかったみたいだったので、あー妙な発言はなくてよかったと思った。
翌日、退院の手続きをしてたら、担当の若い先生がみえて、
「本田さん、昨日の手術のとき、外国のテレビドラマのはなししてましたよね。
ボクはわからなかったんですけど、局長は、知ってる知ってるって、大受けしてましたけど。
あ、そうそう、ベンケーシーとか。オトコ、オンナ、無限とかって...」
アタシの潜在意識。
ちがった意味で、非常にはずかしい。