今夜のごはんはサンマと餃子ね。
サンマは水気をとったあと、身体の表面ぜんたいに塩糀をていねいにやさしくまぶしておく。
ちょっと放置。
餃子のひき肉にも塩糀をもみこんで、こちらもちょっと放置。
塩糀がしずかにうまみを引き出す作業をしてる間に野菜をきざんだり、こちらは大根をすりおろしたりトントンやシャッシャする。
はい、できあがり。
餃子の羽もぱりぱりにできたし、サンマもふっくら焼けた。
サンマを焼くとき、表面に付いた糀のつぶつぶは取り除いています。
なんとなくね、あってもいいんだけど.....ないほうが見た目きれいだしってことで。
モツ煮込みもおまけの一品。
これは火に一時間ぐらいかけておくだけの技いらず。
もちろん塩糀を一さじ放り込んでます。
おいしいおいしいといいあって、すべて完食の夕げ。
黒ビールを三人で一本、ひとくちずつ。
秋のまんきつすべき幸は、食卓にあり。
まゆブラシ(小さな櫛)を探し出した私は、おしえてもらった手入れ方法を思い出しながら....そっとまゆ毛をくしけずるのだった....。
•生えているまゆ毛の方向にさからわず、そお〜っとなでるように整える
•本線が整ったら、本線からはみ出ているはみ毛を抜くかカットする
ここまで思い出した。
「ホントはそれで充分なのよ」と彼女はいっていた気がするが....ね。
ここからである。
それだけでは、なにか物足りないのである。
アイシャドウの焦げ茶色のパウダーをブラシにとって、両方のまゆ毛が同じ形になるようにちょっとずつ塗り足していくのだ。
まゆ頭から一挙にいっぽんぐいと描くと、星一徹になりかねない。
あくまで色を「足す」気持ちでやらないと。
まゆ尻のカーブは、横顔を鏡に写しながら描く。
「美しいまゆ毛の描き方」でサイト検索するといくつかレッスンページもあったが、どれも私の手におえるような簡単なものではなかった。
まゆ頭とまゆ尻の高さが同じ(描き始めと描き終わりってことですよね)にすることなど、ポイントもいくつかあった。
できるポイントだけを押さえようと努力もしてみる。できるだけ...。
まゆブラシで整えたあと、眉間にぐっと力を入れてシワをよせて、浮き上がってみえるロングな毛も少々カットするようにしている。
まゆ毛は顔の印象を大きくかえる部分だ。
手入れの難しい部分でもある。
しかし難しいからといって、なあなあにしていては損っ!とも思う。
カットにちょっと失敗してもまた生えてくるんだしね、描くのに失敗したらオイルで拭き取ればいいんだしね、と思いながら、秋の入り口の今日このごろをまゆ毛ウイークとし、きれいなアーチ作りにいそしむつもりである。
それ、「デコ丸出し女」の宿命とも思う。
.........まだ続く