山頂までの山道の途中々に、「六根清浄」と書かれた回す石臼みたいなのとか、小さなくぐる門のようなのがある。
いちいちやってみるわたしたちであった。
ここ通ると、苦を抜けるのだそう。
ちょっとね、笑うわ。
でも信じてやるに限るのである。
御利益御利益。
.......霊剣のあらたかさは確かにあるんじゃ?
とも感じたこともあった。
それは、山登りはじめてすぐに、私は最初の石段で蹴つまずいた。
それは、足が重くって上がらなかったからである。
同行の友だちがすぐに手を差し伸べてくれて、まあまあね、転ばずに石段を登ったんだけど。
でも山登りするにつれだんだんと足取りが軽やか(というほどでもないけど)になっていったね。
もうつまずきもせず、石段も普通に上がれるようになっていく不思議。
「何かに引っ張り上げられているような....」
とすると、山の神に他ならないかもしんないけど、途中で食べたホットドッグとコーヒーが効いていたのかもしれないし、「だんだん脚が慣れて来た」(友人談)
.......のかもしれない。
しかし、ここは何が何でも高尾山の霊験あらたかさ故としたい我々であった。
つづく
(たくさん写真を撮っててくれた友に深く深く感謝)
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