私に初めて生糀というものの存在をおしえてくれた友人(金沢出身)が、糀についてあるブログに寄稿し文章が載っています。
なんとわかりやすいいい文章!糀への愛があふれてる!
筆者は、「松井なつ代のやま」をやっています。
文章が掲載されたのは、IWJのすこやかチャンネルというサイトです。
http://iwj.co.jp/feature/sukoyaka/archives/45
ご一読に決して損はありません。
文章の途中に-----乾燥糀でつくった塩麹を友だちからもらったのがきっかけで......うんぬん-----と出てきますが、そいつぁいうまでもなくアタシだす。
先なるものは後へ、後なるものは先へという教えの通り、私は会長に続く者です。
会長と志は同じ。
これからも地道に愛好&普及にいそしみたいと改めて思ったよ。
会長よ!!よくぞあれまでまとめた!
後半の熱を帯びて、たたみかけるような語りかけに、大きい拍手を送ったよ。

日帰りで帰省してきた今日。
今回の帰省の目的のひとつに、「長野の母にひ孫を見せる」があった。
目的のひとつというより、これがいちばんの目的の帰省でもあったけれど。
姉と約束した時間より少々早めに長野に着いたので、娘と
善光寺にいて参じてみた。
表参道を孫と3人でぶらぶら歩く。
「牛に引かれて善光寺参りだね」
と言ってみたところ、娘はハテナ顔。
この昔話を知らないというので、
「昔々あるところに洗濯してたばあさんがおった。そこに牛が現れてやおらばあさんの洗濯物を角にひっかけて走り去った。ばあさんが牛を追いかけてったら、着いた先は善光寺って話よ」
と、ざっくりとストーリーを教える。
長野の子だったなら誰でも知ってるストーリーだけれど(一般常識の範囲かな?)娘は知らなかったという。
こういう昔話も聞かせておくんだった!しまった!と思う。
お休み処に牛がいたので観光気分で記念の写真を撮る。
実家の母はいろいろ不自由になり一人暮らしが困難になり、今は施設のお世話になっている。
施設にはいろんな人たちがいる。
ちょっと認知症のおばあちゃんが一人、オープンルームにいらした。
座り込んで、無表情で同じ言葉をくりかえしていた。
そこに、一歳になったうちの孫がチョコチョコ歩いてそばに寄っていったとたん、そのおばあちゃんはこの上ない笑みを浮かべて、
「赤ちゃんはかわいいわね」
といった。
その表情の変化率の大きさに、私は胸があつく、そして痛くなった。
年齢を別個あつかいより、混合がよろし...と思う。
母と姉と娘と孫で、写真を撮りあったりスイーツ三昧のおやつをしたりして別れた。
また混合で行こう!と強く思う。
牛に引かれて善光寺参り。
引いてくれるものがあるかぎり、行くべきところは誰にでもあるのだ。
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私は帰省する度に、いっつも思うことがある。
それは、
「あれ?長野に来ると、視力が急に良くなるよう」
である。
すべてがクッキリはっきり見渡せるのである。
それは、澄んだ空気のせいだと気づいてはいる。
多摩よりましてや都内より、空気の透明度はうんと高いのだ。
娘は長野に着いたとたん、
「なんかウッディーなにおいがする」
と言った。
雨上がりだったせいもあるかもしれないけれど、ほのかな木の香りと土から立ちのぼってくる清々しいにおいを私も感じた。