午後、母は退院した。
点滴で元気の素を注入してもらったらしく、元気もりもりである。
大正生まれの底力を思い知る。
「どうしてあんなに刻み込んだおかずばかりなのかしら?」
と、不満というより、不思議がっていたが、救急で運び込まれてきた93才近い老人ではそういう食事なのだろう。
今晩なにが食べたいかと問えば、秋刀魚か酢豚!と即答である。
豚汁と秋刀魚で、退院祝いである。
アタシもなんとなく...いやとっても疲れたので、ワインを一杯飲んだ。
通常では一杯では酔ったりしないんだけど、今日はまわってしまい、食事のあと寝た。
義母より早く。
深夜に起き出し、片付けなどする。
塗り上がったバスケットをながめ。側面にアルファベットを入れよう!と思う。
「バスケットにアルファベット」は以前にやろうと思って頓挫してた事項であったから、こんどこそ!

アルファベットの型は友人からゆずりうけたものだ。
平らな面には、スプレーできれいにステンシルできると思うけれど......バスケットのように凹凸の面にはどうステンシルすればいいのだろう......。
私にアルファベットの型を授けしMさん、教えて〜〜〜!
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午後、義母は入院した。
朝からデイサービスに義母は出かけたけれど、なんだか様子がおかしいと、デイサービスのスタッフさんから電話を受けた。
救急車で搬送。
診察結果としては......高齢なりにダウナーになってる部分はあるにしろ、これといった悪いところもなし......「この症状は疲れでは?」という診察結果であった。
昨日の長時間の病院滞在&本日のデイサービス(お習字と体操のメニューだったそう)だもの、92才7ヶ月の身にはかなりハードであったのだろう。
「点滴して一泊してきますか?」
と先生がいってくださったので、お願いする。
(義母は、「帰れるのにねえ」といぶかしがっていた)
病院で出された夕食を食べる母を見守りつつ、先生や看護婦さんの感想を嬉々として言いあう。(とっても味な先生だったのだ!)
食べ終わるのを見計らって、8時ごろ帰宅。
今、午後10時。
義母不在の楽々&フリーを味わっている。
......と同時に真っ暗な義母の部屋の前を通るたびに、気持ちのどっかがビビる。
矛盾する、訳わからん気持ちだ。
明日の午後には、早々の退院予定。
やれやれ......。
もうあと二三日入院してくださってもオッケーよと、どっかで思ってるしワシ。
お迎えにはなに着ていこうか?とクロゼットをのぞく。
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帽子やさん、「八百吉」の、ポスターのイラストを載せて、本日はこれにてドロン。

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