友だちと長年の懸案事項であった「銀座の三亀でランチをする」を、暑さマックスな今日やっとこ実行した。
実行におよんだのは確かなんだけど....とんまな我々らしく、本日定休日であったのに気づいたのは、三亀さんちの前でのことであった。
およよ〜っと暑さで倒れ込みそうになりつつも、やっぱりね〜、そうだもんね〜と妙な納得感を味わう。
......それはさかのぼる事30年前。今日みたいな暑い午後.......浅草の花屋敷の前でも同じ味わい。
意気込んで行くと定休日っての、われわれのお約束なのかもしれない。
それでも二三軒先に、稲庭うどんのおいしそうな由緒も正しそうな、老舗そうなお店をみつけ、そこで冷やしうどんランチと、夏野菜の天ぷらを食べることにした。
由緒ありの老舗でギンザだけれど、ランチセットは安価でわれわれにもやさしかったのでよかった。
竹のすのこ状のうつわに盛られた冷たい稲庭うどんはつやつやでコシコシで、あつあつの天ぷらと合わせて、とてもおいしかった。
「暑い日はこれよね〜」「ね〜」「そうだよ、これこれ」
と、三亀のことはすっかり忘れ、とんまなりの幸をえる。
すっかり食べ終わってから、あ!写真とっとくんだった!と思いつくも、時すでにおそし...。
その後、これまたご近所のカフェ、AUX BACCHANALESに移りコーヒー&デザートに。
「小さい甘いのちょっと食べたい」
と3ba-sans意見の一致で、小さいマカロンを三個注文する。
マカロンからなにかのお告げを聞き出そうとしているかのような1ba-san。
マカロン3個には、オマケが付くといわれ、嬉しがる。
なんかフランスっぽいアイスだった。
計算がうまくできない2ba-sans。
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出かける前、ちょっと迷ったのだ。
着ていくものについて。
夏の着物を着るいいチャンスではないか!と。
紗の着物は昨夜から衣紋掛けにスタンバイしてあったし、アユ柄の帯も出しておいた。
しかし...暑さに挫折してしまい、ノースリーブのワンピースを着て出かけた。
電車の中、街の中では数人の和装の人を見かけた。
浴衣の若い女子、夏着物のご婦人。
真夏の和服姿はなんとも素敵である。
あ〜やっぱ着物だったかな〜とやや後悔した。
きわめつけの後悔は、帰りの電車を下りた駅の階段での出来事である。
浴衣姿の20代の二人。
重そうな荷物(車輪付きのカートみたいなトランクみたいなの)を持って階段をえんやら下っているおばあさんに近寄ったかとおもうやいなや、すっとおばあさんの荷物を持ってあげていたのを目撃したこと。
(私は、あ、危ないなあと思っただけ....)
ちょい裾を乱しながら、カートを運び下ろした二人だった。
おいおい!かっこええぞ〜!日本女子ぃ〜!
わたしまけましたわ。
暑さにも親切にも....。