おくれ毛、ほつれ髪といった「ニュアンス毛」とはいっさい無関係になった私だ。
今朝、そうじをしていたら汗が首筋からそれはもうたらたらと流れ、Tシャツの首周りがびっしょりになった。
あ〜今日はあったかいもんなあ...と思ったがそれだけの理由じゃなかったのね!
今まで汗をせき止めていた毛髪がなくなったものだから、汗がダイレクトに流れ出るのだ。
それはまるで高校球児。(白髪頭だけど)
タオルでまるっと拭き上げればさっぱりする。
家の者らの反応はうっす〜いものであった。
アタシが水丸さんとユーミンで決心をかためて刈ってきたというのに「あんまり変わらないね」という感想である。

前髪は残しているので、もともとひっつめ髪だったスタイルでは変化率が少ないらしい。
じゃこうしたら?と、ぐいっと長い髪束をてっぺんでまとめて見せる。

「ああ、そうするとわかるね。上げてる方がいい」
ということであった。
いちばん興味を示したのは義母だった。
「昔、髪の多い人はそんな風に内側を刈り上げていたものよ」
という!大正時代は一般的だったのね〜。
ということは?これレトロ髪ってこと?
そして、美容院を教えてという。
やるのか刈り上げ。
91才、攻めるね〜。
オマケ。
頭髪の分量が四分の一になっても、ふつーに頭部を覆うんですけど。

朝、NHKの日曜美術館をみる。
昨年の3月に亡くなった安西水丸さん特集の「いい絵ってなんだろう」。
水丸さんの仕事部屋や作品、村上春樹氏と組まれた本の装丁画などたくさん紹介されていた。
南伸坊さんや嵐山光三郎さん、ユーミンも作品にまるわる思い出を語っていた。
水丸さんは仕事場で突然倒れて、そのたった二日後に亡くなられた。
そのあまりのあっけなさに呆然とする。
やりたいこと今やんなきゃ!いつ死んじゃうかわかんないんだから、の思いを強くする。
それで......といっちゃあなんだけど「ウジウジしてないでさっさと刈るぞ」と決心した。
やっぱりね、大幅に刈り上げるとなるとそれなりの躊躇もあるというものだ。
てっぺんの一部の毛を残すものの、頭部のほとんどは5ミリほどの坊主ですからね〜。
冒険ですよ、やっぱり。
清水の舞台から...ぐらいの度胸を決めないとさ。
水丸さんもきっかけになったんだけど、MOREの決心がついたのは、ユーミンだった。
水丸さんの絵のレコードジャケットといっしょに映ったユーミンは、おしゃれでもなんでもなかった。
わりと保守的な(でも高級そうな)服装と髪型だった。
追悼の意もあった番組だから、まあね、そうそう派手派手なかっこうもできなかったんだろうと思うけれど。
もうちょっと攻めていきたいと、ユーミンをみながら思った。
たかがヘアスタイルチェンジ、攻めるというのもなんだけどれど、私には充分な攻めの姿勢なんである。
水丸さんとユーミンをみたその足で美容院へ向かう。
美容師さんと相談しつつ、前髪からてっぺんのつむじあたりまで、直径にして10センチほど髪を残して、あとは「潔く刈る」方針を決める。
「こんな風にですよね」
「そうです、この髪型です」
と、LA.LA.LALOVE SONGのころの久保田利伸の画像をiPadにて見せられ、確認しあった。
まさに!ラララの久保田。
残った髪にパーマをかけるのは時間の関係で後日改めてってことにした。
椅子の下には、お約束の黒い犬発生。

美容院を出てトイレの鏡で刈りたてほやほやの一枚を撮るも、スケルトン部分が写っていないなあ。
また家の者にでも撮ってもらいます。

日曜美術館が盆栽ヘアーを実行させてくれたとはビックリ、アタシも。

赤いものが着たくなって、タータンチェックのシャツにジャージのスカートを合わせた。
中には、ニットを着込まないとまだ寒いけれど。
毛糸の帽子や手袋もまだはずせない。
確定申告を済ませると「春の準備完了」てな気分が盛り上がるなあ。
9日に税務署へ行って、パソコンでの入力で書類を仕上げるっつう方法で初めてやってきた。
わからないところもあったけれど、税務署の方におしえてもらったのでまあまあな短時間で完了した。
今日、東京新聞に掲載された「おしゃれのレシピ」は昨年の名鉄デパートに着ていったワンピースのことと、義母との買い物の話しをからめて書いた。
ホホホのブログをお読みいただいている方には、きっと「ふむふむ...あれのことね〜」と察していただけたと思う。
ブログの方がだんぜんくわしいけど。
公園の桜の木々も開花の準備をちゃくちゃくと。
スーさんもいろいろウキウキだ。

駅前スーパーの店頭に乾物屋が出ていたので、うひょうひょしながら見る。
乾物屋のおじさんが、
「これ、オレがブレンドしたんだ」
と自慢げに、切り干し大根と乾燥わかめ数種類をもどしてぽん酢で和えたものを食べろ食べろという。
きりぼし大根の甘みがいいあんばいで、「40分も水につければおいしくもどる」とおじさんの言葉にのって購入。
太いひじきも買う。
出汁昆布を選んでいたら、
「こっちので充分うまい出汁がでるからさ、こっちこっち」
と、縛ってある昆布をすすめられた。
一束650円。
からげてある様子もかわいかったのでそれも買った。
乾燥ホタテもほしかったが......高かったので今日のところは。
いっしょにいた友だちが、小さな声で
「めんどくさくない?もどして料理するのって」
といった。
水につけておくだけでおいしくもどり、生のものとはまた違った味わいがある乾物。
保存もきくし、こんな便利で簡単な食べ物たちのことを「めんどくさい」って放棄しちゃうのかい?と思ったよ。
松前漬け用の、するめと昆布をほそ〜く切った一袋も購入。
1000円だったけど、たっぷりあるのがうれしい。
「煮切った清酒をしっかりさましてから入れてな!ミリンなんか入れるのはもっての他だ。するめの旨味が消えちゃうからよ。醬油は食べる時にちょっと味付け程度になっ!最後だよ最後」
口調はぶっきらぼうだけどニコニコと話し、乾物愛が止まらないおじさん。
極めつけは、
「なんかわかんないことあったらオレに電話してよ、番号おしえとくからさ」
と付け加えられた。
モノプリのエコバッグがぱんぱんになるくらいの乾物のお買い物。
おまけにくれた乾燥野菜の一袋もうれしい。
エコバッグがぱんぱんになっても軽い軽〜い♪
乾物っていいことばっかりじゃん。
帰宅してからさっそくおじさんブレンドの切り干し大根とわかめを水につけ、夕食の一品に。
ぽん酢じゃなくて、塩糀と和えて食べた。
うまいぜ乾物!
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【追伸】
友だちから教えてもらった干し椎茸の使い方。
多めの水に椎茸をひたして、容器に入れて冷蔵庫に入れておくの。
冷たい水だからゆっくりもどる。
そしてこれでおいしい出汁汁がいつでもつかえるって寸法よ、どうよ!

娘といっしょにユザワヤへいく。
気に入った布があったので、簡単ギャザースカートにしようと1メートル買った。(¥800)
娘が、
「ランプシェードの柄だね」
といった。
え?ランプシェード?と思わず見返す布地。
あは〜ん!そっかー!
アタシはワイングラス柄と思ってたけど、ひっくりかえせばそうなりますわね。

鏡の前で腰に布をあてて、布をひっくりかえしたりもどしたり......してどっちにするか考え中。
(まだ縫ってません)
頭を見ては盆栽ヘアーを夢想中。
(まだ刈ってません)
三寒四温の日々とはいいながら、五寒ぐらいの割合ではない?
それでももう厚いセーターなどは洗濯してしまおうかと、洋服棚の整理などはじめる。
昨シーズンはよく着ていたのに、まったく着なかった服も何枚かあった。
スエードの巻きスカートはちょいちょい着てたのに、まったく出番なし。
姉からのお下がりのオーバーコート、コールテンのスカート、赤地に黒模様の入ったギャザースカートなどなど何点か。
どれもに共通なのは、「丈が長めのもの」ということだった。
マイブーム(←死語かい?)は短めだったということか。

スエードの巻きスカートの写真、こんなんしか出てこないなあ。
こんな組み合わせで昨年も一昨年も着ていたような気がするが、ボーダーのタートルしかもう着なくなってしまった。
「断舎離」という言葉がすすす〜〜っと脳裏をよぎる。
いつも生活と自分が前向きでいることを目的とした断舎離、時々は必要だ。
洋服棚やクロゼットをスッキリとさせ使いやすくすることはもちろんだけれど、つねに身の回りの物の新陳代謝をよくしていたいと思う。
それはそうといっしょに写っているかもめBA-SAN、どうしてるかなあ...。
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名刺やタグ作りをお手伝いしたUn duexさんが参加する展示会の情報です!
3月13日~15日
京都 寺町二条
一保堂茶舗
「クロロ」展示会

ホホホショップにならべました〜!
お気に入りをみつけてくださいませ。

友だちと、新年ランチをしようと計画。
昨年の秋から会ってなかったものだからいろいろと話すことはあるのだった。
せっかくだからと、民芸館へいく。
「文字の美」工芸的な文字の世界 の展示。
柳宗悦は「美しい書にはどこか模様としての美しさがある......」と説いている。(解説書より)
はい!柳先生アタシもそう思います!
工芸的要素を意識しないで書かれた手紙や私信などにも模様を感じることがある。
リズムのような...。
手書きならなおさらだ。
力の強弱のついた文字には宿るもんが多いし。
昨日は若者らの作品を見、今日は古い書など見る。
半身を土にうめたままの我、学ぶことが多すぎてなかなか半身が穴から出て来れない。
民芸館の玄関の梅がきれい!
梅下美人図を二人交代で撮影しあったおだやかな一日。
(梅下でのポーズ、つけすぎだったわね...とほほ)
新年ランチはお好み焼き。
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いつものコートの中は、紺色の厚地ワンピース。

お昼から六本木へ。
武蔵野美術大学の卒業制作展を見にいく。
アクシスギャラリーで明日までの展示、ギリギリで間に合った。
優秀作品40点が並ぶという。
京王線から大江戸線への乗り継ぎがとても便利ということは知ってはいたけれど、あの奈落の底へ向かうようなエスカレーターが恐怖であまり使ったことがなかった。
勇気を出してえの、今日で二度目の乗車である。
奈落の底から這い出し、東京タワーを見ながらアクシスビルまでゆっくり歩く。
作品をひとつひとつ見てまわった。
じ〜んとした。
どれもうらやましいほどの自由さと真剣さにあふれかえっている。
作品のテーマに向かうその真摯さが、現在の我には大きく欠如してるように思われ急に恥ずかしくなり、心のスコップを取り出し穴を掘り深々と埋まった私だった。
37年前、アタシも真剣に卒業制作に立ち向かってたのか?と自問してみる。
「はい、たしか当時は」と自答したので穴から半分掘り出してやった。
しかしなんだなあ...卒制展を都心でやるようになったのね。
そしてどの作品もけっこうなお金がかかっているように見受けられる。
親御さんはさぞ、という思いも拭えんね!

いいなあ〜と思った作品の前で記念撮影。
穴に半分を残したままなので半身で......。
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ラメ入りのスカートは厚地コットン。トレーナーみたいな生地だ。
家の中ではそうは見えなかったかれど、外ではけっこうなキラキラ加減。
シャンパンの泡のようなキラキラなので気持ちいい。
金色つながりで、テリアの大きめネックレスとオレンジ色のピアスをつけた。

一時体調をひどくくずした義母だったけれど、めきめきと回復。
底力というか、基礎がしっかりしているカラダは強い。
「めっきり脚が弱っちゃって...」
となげきつつ外歩きをしない(できなかった)義母を、娘と連れ出す。
......といっても駅前まで、それも車でイトーヨーカ堂の屋内駐車場@エレベーター前まで乗り付けるっちゅう大名の外遊である。
シニアコーナーで下着とスラックスを選ぶ。
グレーやらダークブルー、薄紫などのくすみ色系が好みの義母。
それを娘と「やんわり阻止」にかかる。
細かな千鳥格子のスラックスが似合ったので、強くプッシュ。
「うん、春らしくていいじゃん」
と娘。
オバアも孫にすすめられちゃあ悪い気もしなかったのか
「そうね、でも派手じゃない?いいかしら?」
とかなんとかいいつつ決定していた。
その後も紺色のTシャツを購入。(娘が買ってあげていた、と明記しておかなくちゃ!)
娘と私は、明るめのピンクシャツを推したが、それだけは受け入れらなかったのか拒否られた。
「ピンクは太って見えるからいやだ」
という理由であった。
やさしい色味のクリーム色とかピンクが似合うのにもったいないなあと思うけれど、本人の意向にそぐわなかったらしょうがない。
が、「死ぬまでおしゃれ計画」はこっちもあきらめない。
じょじょにお互いに歩み寄って意向をくみつつ選びたい。
きれいなオババでいてほしいと願う。
せっかくだから...と駅前にあったサンリオの演し物のおひな様セットの前で記念撮影。
義母、娘、孫っち、息子(オババの助手でついてきてくれた、仕事は主に荷物持ちよ)とランチはヨーカ堂の中のロイヤルホストで。
お子さまランチメニューを義母オーダー。
分量的にちょうどよかったのだ。
お子さまメニュー、あなどれず。

「男っぽいモスグリーンのレインコート」には赤い長靴を。
雨の日には欠かせないコーティングバッグを持つ。