どとうの日々はあっというまだったような、長かったような。
娘と赤子は昨日、自分ちに帰っていった。
娘と赤子がいた部屋はし〜〜んと静まり返り、こわいぐらい。
ドアを開けたら、乳児特有のにおいがまだ充満してて、思わず立ちつくした。
ぱあ〜〜っと窓を全開にしたら、赤子のかおりはなお鼻孔をくすぐりながら、流れていった。
タオルケットや枕カバーなどなど洗濯できるものはすべて洗う。
ふとんも干す。
ベビーベッドは残留。
うち用にと残していった。
さあ〜〜てと、平均年齢がまたぐっと上昇しきった家のふつうの生活にもどろう。

風かおる五月はすでに始まっている。

レギンスやトレンカが好きでよくはいている。
最近みつけたのは、足の裏に布がまわるタイプのトレンカだ。
裏足指のつけ根に、薄いクッションも付いていて、気持ちがいい。
足袋のように、親指と他の四本を分かれさせるようにはくので、ずり上がってくることもない。
べたつきも解消されるというすぐれものだ。
お店で見たときには、よく構造が理解できなかったけど、はいてみてその構造とはき心地の良さを実感した。
黒色しかなかったけれど、他の色もどこかで見つけられられないかな〜と期待。
きっとどっかにはあるだろうな〜。

数年前にかった黒のTシャツ、前後のすそが鋭角にカットされているものだ。
長めなそでも同様に。
ベージュのパンツは、ど気に入り中のお気に入りパンツ。
一見ロングスカートに見えるけれど、パンツである。
同形で色と素材の異なるものを持っている。
Tシャツもパンツも、ちょっと変わった形といえるだろう。
しかしなんの気負いもなく、ごく普通に着回せるのは、色のおかげ。
どっちも地味な単色だ。
ちょっと、ぎょぎょっとするような変わったデザインの服でも地味めな単色であれば、どうにでも着回せると思う。
若さ満々なころは、「チノパン&丸首Tシャツのシンプル」でもイケた。
でもさ....年を重ねると、シンプルがともすると貧相につながってしまう。
(ともするとじゃなく、往々にしてかも?)
ここはひとつ、デザインのチカラを借りていこうではないか!と思う。
友だちが作ってくれた物らを組み合わせて、私のオリジナルコーデ。
全体に明るい色が不足気味だったので、バッグの中にしまっていた布袋のペットボトルケースを取り出してわざと手に持った。
色のアクセサリーって気持ちだ。
それにしても....器用な友だちがいっぱいいる幸せ。
私も手作りのボタンブレスレットを負けじと装着する。
こういう組み合わせの着方が好きだ。
「好き」を着るって気持ちがいい。

そよぐ風と陽ざしに、小さいせんたくものをたっぷりさらせるのはなんとも平和な風景だ。
水と空気が、どうかどうか、ふつうに安全でありますようにと願わずにはいられない。
二週間前にふえた家族と共に、誕生日を祝ってもらった。
立ってる6本のロウソク.....なんの数なのか?不明。
今日はスーさんの誕生日でもある。
彼は7才になられた。
今うちにいるのは、0才、7才、22才、29才(娘&ムコ殿)、58才、60才、88才....なんともゴージャスである。

替えヒモ付きのブレスレットを家人からもらった。

ロウソクの数の謎、わかった!
そーか!ケーキを食べる人の人数であるな。
願いごとと感謝の意を込めて吹き消した。

町田で一人。
ちょっと時間があったものだから、
「明日って、誕生日じゃん?なにかすっごく気に入ったものを買おうじゃないか...」
と相談を自身にもちかけたら、快諾された。
数日前、娘が子どもを抱く姿、こんなふうなポーズ、メアリー.カサットの絵にあったよな〜と思ってながめた。
カサットは、油絵より銅版画の方がすごく好きな画家だ。
今年はba-sanになった記念ってことでひとつ、版画の一枚も購入するというのはどうだろうか。
しか〜〜し、手の出るプライスでないことだけは火を見るより明らかなことだ。
(具体的な値段もぜんぜん知らないけどさ)
気軽に買えるものでもないだろう。
それより本物を見る機会さえなかなかないし。
町田といえば「版画美術館」だ!
そこでなにか情報を得られるかも?展示される機会だってあるやもしれない...と明るい展望を自分勝手に妄想しながら歩いていたら、世界堂が目の前にあった。
絵はがきのコーナーをじろじろ見る。
あったんだ!
アタシがいちばん好きな絵が!
あまりにも降りそそいだような偶然である。
一枚150円なり。
私はこれを自分に買ってあげた。
お安いプレゼントだけど、「すっごく気に入ったものを買う」というコンセプトは果たされた。

こーゆーことやりたくなる気持ち、すごくわかるようになりました....。

ぽかぽかの日があったり、寒くなったりの寒暖の差の大きさったらない。
でも、毎年の四月ってこんな日々の繰り返しだったような...。
大雪が降った年もいつだったかあったしね。
昨日は半袖Tシャツですごしていたけれど、今日はニットを重ねた。
出かけるときには、コート&マフラーを着用。
こんな季節だからこそ、なに着てもオッケ〜だ。
Tシャツにカシミヤマフラーを重ねる気持ちよさ。
ブルー×白ボーダーのタートルネックは今の季節ならでは!
ずっと着てたいと思ってるくらいにコートも好き。
明日はもっと気温が下がるらしい。
花柄のコットンコートにブーツを合わせよか、毛糸のソックスにスニーカーでもいいな〜...と「春の寒い日」が楽しみ。
寒いったって、時はすでに春。
防寒と軽やかさのミックスおしゃれ!が季節のうつろい時にちょうどいい。
あちゃかんがうちにやってきて、まだたったの5日である。
たったの5日?驚くよ。
あまりのそのデカさ(存在)に時間経過の感覚さえ失ったみたいだ。
整理整頓とはとんと縁のない娘だったのに、いじょーなほど敏感になっている。
「なんかほこりっぽくない?」
とは、娘の口から出たフレーズ、初めてきいた。
あちゃかんを抱いて階段を上がる私の後ろから、
「気をつけてよ」
と声かけされ、万一転げ落ちようもんなら、全身全霊でうけとめるつもりであろう。
急激に劇的に、ビフォーアフターをとげた娘である。
私はといえば.....これまためったにしない「早起き」などし、洗濯。
あちゃかんものメインの一回し、タオル類で二回め回し、おとなもので三回めを。
あちゃかんものは乾いたら、変なもんが付かないよう....すばやく取り込み、アイロンがけして滅菌である。
哺乳ビン洗い&煮沸。
めざましい働っきぷりをしている。
「うちの娘な〜〜〜んにもしない(できない)」
とお嘆きのみなさま!安心してていいよっ!
母になるってすごいぜ!やれるように(喜びいさんで)なるもんだからっ!
あちゃかんに乳をあたえる娘の横にへばりついて目をほそめて見つめる新米パパさん。
私はそーっと低い声で歌をうたってあげるのです。
♪ボインは赤ちゃんのためにあるんやで〜♪
月亭可朝、真なり。

持ち手がこわれてしまったカゴバッグを修理する。
おおきいものだから、ついついつめこみ過ぎて、重くしてしまったのが原因と思われる....。
黒い針金でがっちりとからげて持ち手を本体のカゴにくっつけた。

あたしゃ、これのこと「バーキン」とよんでいる。
超有名なエルメスのあのバッグの元になったカゴだったとか...?
若いジェーン.バーキンが、こんなようなカゴを持っていた写真があったしね。
しっかり修繕しおえたカゴ、いろんな意味と愛を込めて、これからは「私のババーキン」とよぶことにしよう。