実家の母に電話で、
「もらった着物、ときどき着てるからね」
と話すと、
「あわせの時期にひとえなんか着てるんじゃないかとひやひやするよ。絽はまだだからね」
......ジャッジマンは遠方にもいる。
お〜こわ。
「紬にあの○○の帯合わせたんだけど」
というと、
「違うねえ、それなら●●の帯だよ」
......根拠がわからん。
実家の母に電話で、
「もらった着物、ときどき着てるからね」
と話すと、
「あわせの時期にひとえなんか着てるんじゃないかとひやひやするよ。絽はまだだからね」
......ジャッジマンは遠方にもいる。
お〜こわ。
「紬にあの○○の帯合わせたんだけど」
というと、
「違うねえ、それなら●●の帯だよ」
......根拠がわからん。
今日は単衣の紬を持って練習に行く。
帯はわからないので、持ってみて軽そうなものにした。
教室では、薄いプラスティックの襟芯を入れるのが基本だけれど、今日はズルして入れなかった。
補正も小さいタオル一枚だけにし、だんだん意地悪ばあさん(長谷川町子さんの)風に近づけていく。
教室でいっしょの生徒さん(二年習ってる先輩)が、
「まだまだ一人で着て出かける勇気がないわ〜」
といっていた。
すごくきれいに着られているのにどうしてなんだろ?と思う。(あ謙遜か!)
もう一人別の生徒さんが、
「この間こまどり姉妹をテレビで見たんだけど、帯締めが逆になってたわ」
と。
こまどり姉妹ならもっと注目すべき興味深い点、別にけっこうあるような気がするが。
また別の方が、
「素人の人の着付けってわかるわよね。ぐずっとね」
とも。
和服の人って、そんなにじろじろ見られるもんなんだろうか。
小さな間違いや欠点をこまかにダメ出しされちゃうものなんだろうか。
ジャッジマンは街のそこかしこに潜んでいるものなのか?
着ることに、素人玄人の区別があるんだろうか。
着ることって、洋服でも和服でも簡単でもっと自由なもののはず....の気持ちがぐっとまた強まった今日だ。
吉祥寺にあるTASSEのお店。
小さな紅茶屋だ。
店長さんと以前からずっと
「お店に、ポストカードや家の形のグリーティングティーを入とくラックがあるといいねえ」
といいあっていた。
背の高い床おきタイプにするか卓上タイプにするかふたりでネットを見ながら相談し、思い切って先週注文!に。
ラックのコマの数や、置く場所を考慮して、これに。
これでA〜Zまであるグリーティングティーも、ベビーズティーもバースデーティーも見やすく収められる。
嬉しくって、ふたりともつい意味なくクルクル回してしまう。
新しいからすいすいくるくる回転する気持ちよさ。
左上に見えている茶色でドット模様の紅茶カンけっこういいでしょ。
ドットは私の手書きでカラーは店長さんが決めた。
TASSEは、本当にささやかで小さなお店なんだけど、ちょっとずつ育ててるって感じのお店です。
7年前からやってます。
今日は白のワンピースで。
黒のカーディガンをはおり。
カーディガンをはおると、看護婦さん(デキル婦長さん)風になってしまった!
勝屋まゆみさんのhow to liveのシルバーデカバッグはよくつかうバッグだ。
なんともいえないシルバー加減が気に入っているところ。
キャンバス地にコーティングされたシルバーは、ところどころ薄くなっていく。
そんなところも「自分のもの!」感がどんどん出てうれし。
ブローチはフリマで(¥1500)
ワンピースはアメリカ古着(¥700)
ああなんてアタシってばお安いおんな。
でもバッグはまあまあ高かったよ。(アタシにしては、ですけども)
「けっこう高価」......からの続きです。
ヨシエイナバ、ジルサンダー、マーガレットハウエル、エルメス。
センス財力、どちらも兼ね備えていたならば、鬼に金棒、イチローにバットである。
どんどんいっちゃってほしい。
しかしそのどっちかが欠如の場合は、どっちかで補えばいいのである。
財力があって、センスの欠如では.....パーソナルスタイリストを雇うとか人頼みをすればいいし。
そして財力はなくてもセンスがあれば、それは鬼に小枝くらいにはなると思う。
ではセンスとはなにか....ということに流れていくけど、そのあたりのことは前に出した本「今日がいちばん若い日」とか「いくつになってもおしゃれ盛り」に長々と書いてるんで、よかったら読んでください。と端折ってすみません。
(あれ〜?本の宣伝になっちゃったよ。そんなつもりじゃなかったんだけど.....ゴメン!)
こういうことをわりと長いこと考えたり書いたりしているもんで。
そしていつも迷路に入っちゃうんだけど....。
着ているもので(後ろ姿のギャップも含め)人をビックリさせちゃダメだろう....と書いたけど、30パーセントぐらいはね、「ビックリするのはそっちの勝手だろ?」と思っているのである。
「年齢より若く見られたい」の気持ちのある着方、その下心が誰かにきっと見透かされるのである。
そしてそれは失笑につながる。
「好きな服を好きなように自信をもって着る」それで笑われるなら、それでもいいやと思うようになってきている今日この頃なんであるよ。
テリーさんの発言にちょっとしたもやもやを感じたのは、この30パーセントの気持ちのカケラからだったと思うのだ。
Tくん(娘のカレシ)から干し椎茸をもらった。
Tくんのご実家から送ってきた干し椎茸は自家製だという。
おおきいの、ちいさいの、割れてるのとバリエ豊富な干し椎茸。
寄る年波世代のこの目、老眼鏡をかけずともその美味しさはすでにわかるのである。
もどしてみると、そのもどし汁の色の濃さにおどろいた!
深みのある透明なブラウン。
汁ごと薄味で煮付けた。
ふっくらでとろ〜りは、なんとも懐かしい味がした。
こんな彼氏を見つけた娘の目、アタシの干し椎茸を見る目と同等に正しいと思った。
若い男性がこのブログを読んでいるとは思えないけど、もし読んでたら参考に。
彼女の母親に「乾物」プレゼントすると、人気はいちじるしく上昇するであろう。
ごく一部の母親だけかもしんないけどね。