
久々のミスタードーナッツ。
一年以上は来てなかったな〜と、ひと休みした日差しのきびしい午後2時。
見慣れないドーナッツもたくさん並んでいる。
栗の形のドーナッツをいっこチョイスする。
マロン風味のクリームが入っていた!
こんな形のバッグがほしいなと思う。
濃い茶色の部分(底の方)は表面がつやつやなしっかりした革で、薄い茶色の部分は、厚手のフェルト地....いーや....杉織りの生地でシックにいくか?などと、勝手に想像。
おもいっきり大きくつくるのもいいなあと、脳内工房は作業を進める。
♪栗、栗ごは〜ん、甘栗モンブラ〜ン♪栗をたくさん食べたくなりますね〜♪くりっくりっ、くりっくりっ〜♪
鼻歌しながらミスドのひとときを終え、強い日差しの中へでる。


「一日中あずかって!」とひと月前から予約が入っていたのが今日。
娘は、友だちの結婚式と、夕方からの友人パーティーへも出席するということで、母不在の間、ババ&ジジは朝から夜まで「孫」と親しむ。
落ち着かないのはスーである。
アイツの足のにおいを嗅いでみたり、おしめ替えの時にはのぞきこんだり、ついでにお尻をペロリしてみたり...。
だっこして歩きまわる私の後をついてくる。
そしてしつこくまとわりつく。
アタシ、もててもててこまっちゃう(MMK)状態である。
母乳で育っている赤子、うまくミルクを飲んでくれるかどうかが本日のポイントであった。
最初はいやそうな顔をしていたけど、さすがお腹がすいたのだろう....午後からはいい飲みっぷりをみせた。
ミルク飲めば
「おいしいね〜♪」
と目を細め、ウンチすれば
「お〜いっぱいでたね〜♪」
とまた目を細める。
久しぶりにおめかしして出かけた娘、
「楽しかった〜」
と、ぱんぱんに固く張った乳と共に帰ってきた。
どっちも楽しい一日だった。
あんまり楽しくなかったのは......。
明日の散歩はロングコースを歩こうね!と約束してやった。

やっぱりね、そう簡単には暑さは去らないものである。
今日から、小学校や幼稚園は二学期のはじまり。
さっきスーパーで、若いお母さんたちが話していた。
「がっこはじまると、暑くなるのよね」
と。
ちょっとやる気も体力も目減りのこのごろ。
アタシの新学期はなかなかはじまらない。
写真見い見い和む。
妄想のチュウ。
怪しすぎるOBB。

涼しかったので、夕方はやめの散歩に出た。
真っ白いポコちゃん、ふっさふさの毛並みのリリーちゃんといっしょになる。
三匹がいっしょに出会うのはまれなことなので、一枚写真でもとっておこうか...の気持ちになってパチり。
そうそう並んでなどくれないものだ。
「リリーちゃん、こっちこっち」
「ポコ〜、こっち見て見て〜!」
などの指令は完全無視の三匹である。
やおら....ポコ父は自分の携帯電話を開き、
「うちではね〜、こんなんして寝てるんですよ〜」
と、いちゃいちゃポーズでポコと添い寝している画像を見してくれる。
腕まくらでしか寝ないという。
負けじと....リリー母も携帯電話を開き、
「こんな絵を描いたのよ」
と、リリーちゃんの肖像画(水彩)の画像を披露。
めっちゃうまい。
みんなね、それぞれにね、バカバカなんだなあ。
すました顔して散歩してたって、家ん中じゃあみんなそんなことやってるのよね〜、とやや安心。
リリーちゃんは超高齢犬。
ポコちゃんはアレルギー持ちの食べ物に制限付きのワンコ。
そして常々思うのは、それぞれ飼い主さんに顔がクリソツ。

空の雲がぐっと秋めいてきた。
ぬわ〜っと感のない空気。
ちょっとずつ夏は去っていく。
でも、まだ日差しは強いので、帽子は欠かせない。
つばの広い、フェルトの帽子をかぶるのは「今!」かと思う。
木彫りのひまわりブローチは名残る夏というところだ。
ブルー模様の半そでのワンピースに濃紺のフェルトのハット。
移っていく季節にちょうどいいんじゃない?とオシャレはいつも自己満で。

アイスクリームをどんなにこっそりひっそりと食べていようとも、必ずヤツはどこからともなくあらわれる。
アイスクリームの気配はヤツをひきつける魔力をもってるようだ。
「ちょうだい」は決して口に出さず、態度であらわす。
私の太ももにアゴをのっけて、ただひたすら顔をじっと見つめ続けるのだった。
強い視線にからめとられてでは「昼下がりのスイーツを楽しむ」どころではなくなる。
アゴの乗せられた太ももは、じんわりと熱をもってくる。
あつい。
そして私はいつだってその熱意と視線に負けるのである。
最後のコーンのおしりの部分(アタシだってここが大好きなのに)をスーにあげることになる。
ちょっとだけ残ったアイスはほんの心付け。
それはそれはうれしそうに、サクサクと、そそくさ〜っと食べるスー。
そんだけ待ったんだから、もっとゆっくり楽しめばいいのに....と思う間もなく食べおわり、去っていく。

今までに三回お味噌を仕込んできた。
それぞれに違った味になったのは....きっとその都度の塩加減や温度の差などが影響したのだと思う。
でもそれぞれにおいしい!のは、手前味噌のせいばかりではないと思う。
最初は白っぽい(糀と大豆と塩と、水を混ぜるだけだもの)のがきれいに色づいていく。
糀菌の存在と仕事を知る。
これを「いい仕事」といわずしてなにをいい仕事と....。
お味噌汁にするときは、塩糀をちょっとだけ足して、風味をもっと出す。
きゅうりには、そのまんまで。
さとう、酒を加えて甘味噌にし、おにぎりにまぶして食べる。
わたしのお味噌はうまい味噌。
まちがいない。
散歩のあと玄関で、ぐっと前足をふんばるのはまだ家に入りたくない合図。
やっぱり涼しければ、外にいたいと思うのだろう。
前の道をあるく人をながめたり、土を掘ったり...久々に庭ライフを楽しむ犬であった。
うれしさが全身にあふれている。
涼しいっていいねえ。



♪ドンと鳴った花火がきれいだな〜♪と、つぎつぎにあがる花火を見上げてきた昨夜。
調布であがるのを、稲田堤付近の多摩川の土手から見物した。
娘のおすすめのいいポジションであった。
さすが地元民!
多摩川をはさんだ向こう岸の、花火のあがる根元の部分も見られた!
いろんな色、形状の種類の多さったらないね!
以前に読んだコミック「ハチミツとクローバー」に、主人公のはぐみ(美術大学生)と、小6の男子のエピソードの章があった。
中学受験のために、苦手な図画工作で賞のひとつもとっておかなければ...と焦る小学生と、これまた大きな賞に挑まされているはぐみ。
「たどり着きたい場所を持ったとき、無心の心で描く力を失った。好きなものを楽しんでという言葉は美しい。でもその、なんとむずかしいことか」
と、小6男子と、大学生はぐみはわんわんと泣くのである。
花火のあがる音を聞いて、二人で見上げる夜空。
でっかい花火。
「ハチクロ」では好きなシーン、たくさんあるけれど、この第7巻の小学生エピソードも心に残る。
コミックでは、二人は花火をみて、いろんなことをふっきるのだが......。
現実は、コミックみたいにそう簡単に「お悩み」をぱ〜っと吹っ飛ばすことなどできないけれど、その腹に響く音と一瞬にして消える火花は、やっぱりスカッとさせてくれる。

指しゃぶってねてるだけの者は、いつのまにか「ねがえり」という技を身につけた。
腹ばいになって、くびをぐっと上げ、くちびるに力を込めたその勇士、いまにもほふく前進しそうである。