朝は寒くってぶるぶるだ。
もうそんなことをいってるなんて、これから先どうするんだい?と独り言。
石油を販売してまわるトラックの流すメロディーが聞こえてくるようになった。
そんな時期になったんだな。
出かける予定がなにもない日、身につけるものは、「軽くてあたたかい」が基本である。
キルティングの巻きスカートと、アルパカのセーターを着込む。
トレンカとソックス、それと室内履きで足元も防寒。
夕方、犬の散歩の途中で友人(78才)に会う。
立ち話をしていたら、通りかかった人に
「おばあちゃん、カゼひかないようにね〜」
と、声をかけられた。
アタシの知り合いではなかったから、そう声をかけられたのは、友人の方だ。(アタシも含まれてたかも?)
友人は、振り向きつつ
「はいはい」
などと答えながら小声で、
「ばーさんにおばあちゃんって言われたかないわい」
とするどくいった。
絶妙な間をおいて、二人で大笑いした。
こういうシーンに合うと、がぜんフランスあたりがうらやましくなる。
あっちには便利な呼びかけ方「マダム」があるよね!
おばさんも、おばあさんもみんなまとめてマダ〜ム。
兄さん、おじさん、おじいさんはムッシューである。
「ボンジュール マダム」
「こんにちは、おばあさん」
やっぱちがうよね、ニュアンスがさ。
昨日のユーミンの芝居へは、パールのデカピアスをつけていった。
直径が100円玉ほどある特大パールである。
重いです。
チープというか、おもちゃっぽいな。
コットンパールなどまだなかった時代に、文化屋雑貨店で手に入れたものだ。
渋谷の消防署の近くに文化屋があったのだが、それは遠い昔々?
いまいずこ......。
フェルト地のカーディガン(@niko and)のようなのを着ていった。
真冬はこの上にコートを重ねるつもりだ。
ボタンはついていないので、昨日はシルバーのシンプルなブローチで留めた。
革パンツからつくったバッグはM子さんのお手製である。
やわらくてつかいやすいバッグ。
【今日のなに着た】
長いカーディガンはかぎ針編み。
多分、長々編みだと思うけれどどうかな。
古着屋(@DEPT)で4〜5年前に購入したものだ。
すべて長々編みでできているのだが、こんなの編む根気、私にはない。
いったいどんだけの時間をかけたのだろう。
いったい誰が編んだのだろう。
いったい誰が着ていたのだろう。
と、「いったい」でできているカーディガンである。
窓から見える木々の紅葉が日々進んでいる。
朝窓を開けて、今日の色を見るのが楽しみだ。
帝国劇場での公演「あなたがいたから私がいた」を観てきた。
松任谷由実の歌と芝居がミックスされた芝居。
途中に25分の休憩をはさんで、4時から7時までというけっこう長時間の公演だった。
老人施設、若年性痴ほう、戦争、リンチっぽい暴力...だの、ユーミンのイメージにはないシーンが散りばまってた。
もちろん、オールスタンドアップで手拍子バンバンのキラキラハデハデはまったくない。
ユーミンの衣装も黒と白を基調にしたものだし。
公演の前半は、どうもおもろなかったけれど、だんだんと芝居に引き込まれていった。
合間合間にユーミンが出てきて歌うのだけれど、暗めなシーンにもピタリとはまる歌は、さすが松任谷正隆さんの演出だなあと思った。
痴ほうのおばあさん役の人が、めっぽう上手くてじ〜んとさせてくれた。
芝居の後で知ったのだけれど、藤真利子が演じていたのだった。
最後のあいさつでユーミンが、
「芝居と歌と帝国劇場の持つ力でできた公演」
といっていたが、本当にその通りだと思った。
劇場そのものがずっと内蔵している雰囲気...空気感かな?それが大きくものをいっていた。
と、評論家っぽく語ってみました〜。
誘ってくれた友人と、劇場に行く前に食べた「松本楼」のオムライスとワインがとってもおいしかったし全体的に、大人な一日であった。
「今日のなに着た」の絵は明日描きます。
一日家にいる日。
スーさんてば甘える甘える。
おもいきり甘やかしてやりましたとも。
ペンストライプシャツにチノパン。
それだけだと、なんだか貧相になるので、しずく形のピアスと、小粒パールのネックレスをした。
散歩していたら、犬友だちに
「犬の散歩にパールのイヤリングなんてまあおしゃれ!」
といわれた!
パールとなると「おしゃれしてる感」が漂うのだろうか。
もっと自然に日常づかいにできたらいいなと思う。
ラフなかっこうのときこそ、よりとけ込むようにと。
なかなかむずかしいのかなパールって。
冠婚葬祭とかパーティー、特別なおでかけの印象ばかりになってしまうからな〜。
扱い慣れると、身に付くものなんだと思う。
パールは好きなアイテムなので、これからもっとしばしばつけるようにしていこうと思った。
ネックレスもピアスもどちらもフリマで購入したもの。
もちのろん、イミテーションであるが、手放す人もパールを扱いかねたのであろうか...?
姉と母とで長野の実家のお墓参りにいってきた。
とってもいいお天気!お墓参り日和である。
10年前はがらがらの墓地であったが、たくさんの墓石が並ぶようになっていた。
母が「今度ようこが来たら、お墓参りにいきたい」と姉にいったそうで、ならば......と三人こぞっていったのである。
父のお墓の前で、お菓子を食べたりジュースを飲んだりして、しばしピクニック気分である。
目の前の小山の紅葉も目に楽しい。
姉は、実家と嫁ぎ先のお墓、二つまもっている。
アタシとおんなじだ。
お墓の用事っていろいろあるねえと共通の墓話題を姉妹でする。
私の仕事机の横の本棚の上に、ふたつの時計がある。
ひとつは祖母の家にあったもの。
もうひとつは、実家にあったものだ。
もらい受けた時には、すでにどちらも動かなくなっていた置き時計だった。
かつて祖母の時計はオルゴールの音が鳴った。
♪てんにかわりてふぎをうつ〜♪のメロディーを物悲しく奏でていたのは私が子どものころのはなしだ。
ふたつとも形いいしょ?おもむきあるっしょ?
なので、もらってからずっと見えるところに鎮座させている。
そしてときたま思い出す。
時計が動いていたころのこととか、祖母の家の感じとか時計込みでの父の晩酌風景とか。
お墓まいり。
してくると、すっきりとはする。
しかしな〜んかね、いかなきゃなーな思いにかられている「そそくさ感」も否めん。
父のお墓はいつもここにある。
時を刻まなくてもゆうゆうな時間をたくわえている。
「みっつのボタン」「三人三様」の展覧会をした仲間とKITTE(@東京駅)で久々の会合をもった。
前回みんなで集まったのは昨年の12月だったかな?
仲間の一人、スエーデンにいっているYさんが法事その他のいろんな用事でちょっとの間もどってきていたからだ。
ヘルシンキとストックホルムの人たちの服装のちがい、住みごこちなどお昼ごはんを食べながら興味深く聞く。
北欧の布地の話、画像と共にもおもしろい。
ちょっと日本風味なレトロな感じもする布だった。
仲間のもう一人は、来月吉祥寺のフェブというアトリエで、グループ展の予定があるという。
みんなそれぞれの場でそれぞれに忙しくしている。
お互い、元気がなにより。
本当にこうして元気に顔を会わせられる幸せを思う。
そんな会合に、ツートンのたっぷりとしたワンピース(45RPM)を着ていった。
ビッグなチェーンのネックレス、留め具がこれまたビッグな丸と棒。
首のうしろに回してしまうと、アタシの多毛がおいしい部分をすっかり隠してしまうので、わざとちょっとずらして首にかけた。
竹をパッチワーク風に組み合わせてあるバッグは、フリマで手に入れたものだった。
持ち主さんが子どものころからつかっていたバッグだと伺った。
たっぷりとした服のときは、小さめのバッグがいいじゃないかな...としまっておいた竹バッグを思い出して持った。
収納力はないけれど、アクセサリー感覚で持つバッグだな。
Yさんがストックホルムの蚤の市で一つ二つとこまめに買い集めたというブローチを見せてもいただく。
ホホホのショップ用にとわけてもらってきた。
11月に入ったら、お店に並べる予定だ。
お楽しみに〜!
「真っ赤な秋」をエンドレスで歌っている。
そのせいか?赤いスカートをはきたくなった。
コットンジャージのスカートはわりと張り付くタイプのチューブタイトだ。
15年くらい前に買ったのだけれど、二重になっているので、コットンにありがちなビロ〜ンな伸びがないえらいやっちゃ。(@シャビージェンテイルで購入)
最近手に入れた黒のウールのタートルを上に着た。(@ユニクロ)
日中は暑かったけれど、それでも朝夕は冷えるので超大判のウールストールを肩にかけていた。
超大判なので三角形に折っても、お尻あたりまで丈があるのだ!
【私的バージョン】
♪真っ赤だな真っ赤だな〜
からすうりも真っ赤だな
アタシのスカート真っ赤だな
ピ〜ッタリスカート張り付いて
尻肉くっきり赤っ恥〜
ストール隠しで歩いてく〜
真っ赤な秋にかこまれている〜♪
スーさんとの散歩はこの歌がBGM。
朝から全体的にさむい。
足先が冷た〜くなる。
昨年買っておいた室内ばきをだしてきてはく。
キルティングのスカートの裏地はフリースなので腰回りぬくぬく。
ニットのチュニックもスカートも暗めの紺色だったので、明るいスカイブルーのタートルを下に着た。
今週は出かける日が多くて、週のうち5日も!なんやかんやで家をあける。
スーさんの抜け毛だけでも集めておこうと、紙モップをぶいぶいとふりまわした。
こども向け番組のお歌のコーナーで、「真っ赤な秋」が流れた。
ふんふん〜♪といっしょになって歌ってみたら、後半のメロディーの記憶がよびさまされてきた〜!
な、なんて、叙情的なメロディーであったことなのか!いいねいいねえ。
ジャストミ〜〜〜ト。
真っ赤だな 真っ赤だな
つたの葉っぱも真っ赤だな
もみじの葉っぱも真っ赤だな
沈む夕陽に照らされて
真っ赤なほっぺたの君と僕
真っ赤な秋に囲まれている
ものすごくビックリしすぎると、呆然と立ちつくしますよね?
今朝、それ。
8時半に友人と多摩センター駅で待ち合わせて、荻窪の友人宅を訪ねる予定にしていたのだ。
な、の、に、目覚めたのはなんと8時!
ハッとしてちびりそうになった。
布団の上に仁王立ちになり、ひょえ〜っひょえ〜ひょえ〜っ!と声に出してくり返してみたがなんの解決にもならなかった。
その上それで5分も経過させてしまった。
友だち各所に電話して、遅れる旨をまず連絡しなければ!と携帯電話を手に取りながら、着る服をさがす。
服服、服はどこよ〜!?なに着るの〜!?
目に入ったのは、一昨日着たシャツとデニムパンツであった。
とりあえず、着た。
おちつけワレ。餅つけワシ。
携帯電話をバッグにしまい、ひょっとしたら間に合うかもしれん......と希望をみいだす努力をした。
駅までバスの待ち時間を入れて15分として、あと5分で家を出ればなんとか間に合うのでは、とボケた頭で暗算して全速力で準備をした。
もちろん、まゆ毛を描くだのファンデーションを塗るだの、アクセサリーを見つくろうだのは省略せざるをえない。
何か飲むだのもってのほかだ。
大きめのバッグに昨日の持ち物、財布や手帳、ハンカチなどすべてをざざざ〜っとあける。
こういうの女として、いや、人として、いや、いい歳した女としていかがなものか?
いや、いかがなものか?などと問うているいとまもない。
走ってバス停へいくと、運よくバスはすぐに向かえに来てくれた。
バスの中で髪の毛を結び、シャツのボタンを留め、ベルト装着し、ソックスをはき直した。
友だちはすでに駅で待っててくれたが、8時27分という時間は遅刻の範疇ではないよね。(ギリギリすぎるけど)
私はうっす〜い顔をして、
「おはようございま〜す。お待たせしました」
なんつて朝のあいさつをした。
(挙動も言動も、不審さに満ちあふれていたと思うけど)
時間通りに、荻窪の友人宅に到着。
数々の手織りのマフラーなどを見せていただく。
今日の目的は、友人が訳あってぜひ手にいれたいと願望していたマフラーを買うためにうかがったのだ。
用意していただいた数々の織物を見ながら選んでいた。
アタシもちゃっかり小型マフラーを一本ゲット。
な〜んも考えないで着た今日の服の首に巻いた。
こうですよ、これですよね、なんてね明るい色が入ったことで急に気持ちも見た目の印象も明るくかわった。
帰宅してから反省モードに入る。
なんで目覚ましが効かなかったんだ?と。
目覚まし時計を確認してみたら、なんといつもの設定が解除されていた。
あ〜ダメだよなあ...そうなんだよなあ...。
アイツが寝室に入った後は気をつけなけりゃいけなかったんだよなあ。
かわゆいアイツは異常なほどアンパンマンとメカ好きなんだから。
私がこのような朝の一大バタバタ行動をとっていったことを、同行の友は未だ知らず。
一昨日のイラストに今日のマフラーをのせてみました。
先日も着ていた大柄もようのジャンパースカート(ノースリーブのワンピですけど)で出かけた。
実写版「今日のなに着た」は孫っちとのツーショットで。
中華飯店のトイレわきの小部屋のようなところにあったレトロなソファが好みど真ん中だったので、まるで我が家のように振る舞ってみた。
赤い壁っていいな。
でも暮らすとなると...どうなの?
外国のインテリア雑誌など見ると、こういうのアリのようだけど。
けっこう普通に暮らせるのかな?