ポキッと、ちいさな乾いた音がした。
骨折って、かんたんにするもんだな....と知った昨日の朝。
昨日の朝、散歩に出ようとしたところ、小雨だったので傘を迷ったが、玄関先にしまってない「長傘」が一本あったのでそれをさして出かけた。
スーさんは、雨でもなんでも散歩はウキウキだ。
途中で雨は上がったので、長傘をとじて手に持った。
これがいけませんでしたね〜。
なんの因果かスーと決まって吠え合う犬猿の仲の「いぬ」に遭遇したので、ルートを変更しようとちょっと小走りしたとたん!!!長傘と足がもつれ、ドタッと転倒した私だった。
倒れながら聞いた、かすかな音、ポポポッキー。
すぐには起き上がれず、アスファルトの上でトドのようにのたうち回るアタシ。
やっとの思いで起き上がり、痛いひじのところをさぐってみたら、いつもあるはずの....曲がり角んとこの骨が確認されない。
まあるくなって、ふわふわの手触りになってるし。
えらいこっちゃ〜と、家までほうほうの体でスーを連れかえり、お向かいさんに助けを求めた。
「近所にどっかいい整骨院ない?」
と。
昨日は休日だったので、どこも開いてないかも...ということで、家人が救急車を呼んでくれた。
きゅうきゅうしゃ、人生初めてのことである。
救急車の中って、もっとハイテクで、なにかこう....電光掲示板みたいなのがあって、色々なところが点灯しているものと思っていたが、それはアタシの想像上の救急車にすぎなかったらしい。
狭くて簡素で、でも見た事もないような、救命の道具がむき出しで、壁に掛けられていた。
痛さマックスで、それ以上の観察はできなかったが残念であった。
病院での、レントゲン撮影で「音」の「結果」を見せてもらった。
ポッキリを絵に描いたら、こうなるであろうという図が写っていた。
「手術しましょう」
と、お医者さんの提案にもう乗るしかなかった。
手術できる先生がいるのは、明後日だそう。
なので、今日は一日いえで、安静を保っている。
明日ね、久しぶりのね、入院してきます。(息子の出産入院以来です)
(一泊入院だって)
手術は、金属類で骨をジョイントするんだそうで、そしてまた6ヶ月ぐらいたったら、金属の撤収作業の切り開きをするんだそう。
今朝、鏡を見たら、一夜にしてぐっと老けていた。
ホウレイ線が深く、そしていっそうのびていた。
(息子に「どうよ?」と見てもらったところ、「いつもと同じだよ」といったが、確かなんだ!)
あ〜〜、長傘め....と恨み言をいっててもせんないこと。
この際、よかったことを数えあげよう。
●真夏でなくってよかった。
着るものとかさ、汗とかさ、シャワーとか...考えたら秋&冬はマシ。
●イナベと、金沢旅行が終わっててよかった。
●頭を打たなくてよかった。
●スーが逃げなくてよかった。(あの状態で追うのは無理だったろうし)
●急ぎの仕事の最中でなくてよかった。
●子どもらや、家人じゃなくてまあよかった。義母でなくて本当によかった(義母だったら、大変さが違うだろう。色々ね)
●部屋の大そうじと、模様替えをした後で大変よかった。
●右腕は健在。イラストもパソコンもオッケーでよかった。
ね!? よかったじゃん?と思うことにする。
また、手術などすんだらご報告ブログします。
やっぱねー、骨、弱まってるみたいですね。
歳ってのもあるし。
転倒には気をつけなきゃいけないお年頃ですもんね。
左腕の自由がきかないので、いきおいマントの出番が多くなりそうな予感。
怪我しても、おしゃれはしますよ〜。
髪の毛を一束にまとめられなくなったので(手が上がらないから)デカクリップでまとめる方法を工夫中。
ニューヘアスタイル考案中。
転んでもタダでは起きない精神発揮してこう!
さて、明日は入院だ〜。