
昨夜の雨はカラッとあがり、気持ちのいい朝だった。
義母を車椅子に乗せ、近所の桜を見に連れ出す。
「重いでしょ?疲れない?悪いわねー」
と念仏のようにブツブツと繰り返す義母。
あまりに繰り返されるとムカムカ、イライラ、カッカしてくる嫁であった。
「重いのもわかってのこと。言われたびグッと疲れるからもう言わないで欲しい」
旨、強めに申し出る。
早春の光と風は本当に気持ちよく、いいお花見日和だった。
道をゆく車椅子の方はいつもより多い感じがした。
押すもん同士、ほほえみ返しで労をねぎらう。
「写真撮りましょうか?」
と声をかけていただいた!
まーごとのツーショットはいっぱいあるけれど、義母とはまれだ。
撮っていただく。

恥ずかしい〜とカーディガンのフードをかぶる義母。
まるでネズミ男じゃん!と笑いあう。
そういう私は砂かけ婆か。
昨日、「おばあちゃんももう何回も桜見れないから」と息子にいったところ、「おばあちゃんに失礼だ」と憤慨していた。
私はそのストレートな若い憤りがうらやましい。
「あと何回、桜見られるか」の「何回」はカウントダウンではなく、悲哀のそれとも全く意味が違うことを我々はもう知っている。
今年の桜を寿ぎ合う、ジャパニーズスピリッツのシルバーワードの一つだ。
義母ゴチのお花見べんとうは格別。
「おいしいね」(私)
「来年も食べたいわね。あと何回食べられる?アハハハ〜」(義母)

「あと何回花見べんとう食べられるかしら・・・」
この可笑しみとめでたさは、せめて50は過ぎないとねぇ。
わかんねえだろうよ。
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午前中は家のこまごまの片付けや掃除についやす。
今週は遠出をしたり、介護関係の方が次々にみえたりした珍しい週であった。
今日は「一人ランチ」するぞ〜♪と義母の昼食を作り置いて、ラララーンと、近所のカフェ【邪宗門】へ向かう。
今年から始めたという「山うなぎの定食」を初めていただく。
山うなぎとは、粘りと味の濃い自然薯のこと。
美味しくいただきました〜。
ピアノ演奏の日は、月水金、今日は残念。

お店のガラスケースの中にはオーナーの所蔵品がいくつか飾られている。(時々気分によってかえてるらしい・・・)

今は「踏み絵」2点も。
磨り減ったレリーフの像を見入る。
ここにふれた足もふれなかった足も悲しいなあ。
ランチの後は、桜を見ながら歩く。
5分咲きくらいだったのに、たった三時間ほどの間に8分咲きぐらいまでに!
ポカポカの日差しのチカラはすごいね。
印刷局の桜見物に行ってきた。
詳しいレポートは「ココカラ大学」にて!来週アップ。
ま〜想像以上のおもしろさだった印刷局のお花見でした。
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いろんな花が咲き出す。
川の水もサラサラいくよ。
けれどアオサギは相変わらず猫背で、寒そうにしている。
真っ黒なカラスは果敢に水の中にクチバシをツッコミ、小魚をねらっていた!
やるね!カラス、さすがじゃ〜。

ぐいぐいいくスーさん。
今日は山側にいくつもりらしい。

近所の桜は3分〜4分咲きというところ。
いいねいいねえ、たのしめるねえ。
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孫カメラマン(5才)、やっぱりうまいと思う。
ジーッとのぞいていて、「ここぞ!」というところで一回だけシャッターを切るのだ。
被写体としては、その間ジーーーーッと、ドヤ感出しつつ、ポーズつくって待っているのである。
(これは、日曜日の@藤沢)
今回は、
「後ろに誰もいなくなるようにした」(まーご談)
というこだわりの一枚だったのである。
まーごに写真撮ってもらうのって「幸」の高ポイントである。
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月曜日の名古屋でのトークの会にいらっしゃった方からたくさんメールをいただきました。
心からありがとうございます。
お手紙や、ハガキもいただきました。
味噌煮込みきしめん??の絵のハガキ、笑いました。
かわいいワンズの写真に和みます。
もっとちゃんと話せばよかった・・・もう少しましにできたはず・・・とか反省点が次々に浮かびます。
次回に生かせればいいなあ〜〜〜という思いと、しゃべりが上手くなってどーする?とも思ったりする。
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ミラクル・アルファベットの、あの植木鉢の花ビラ。
だんだんとくずれ、Kとyはなくなってしまった。強風で飛ばされたりと。
ひとつだけ、まだ残ってる文字はいちばん簡単な文字。
「いちばん簡単なことが、いちばん大事なこと」
知ってるし。
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コートの中に着るのにちょうど良かった薄手のコットンワンピース。(←トレーナーの薄い生地のような)
暖かな朝だったので、一枚で散歩にでる。
日差しはまんまんなのに、風の強さったら!
葉っぱの部分が枯れてきた花、花だけをとって、バットの水に浮かべる。
もう一花咲かせてください。
「湘南ゴールド」というミカンは、さわやか〜な味!
なぜかゴールドに反応し、脳裏に流れる百恵ちゃん、アンアンアン♪イミテーションゴールド〜〜♪
一日中、頭から離れることはなかった・・・・。

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朝からそばにいるんですねー、見つめられているんですねーーーわたし。(棒)
しつこいほどにまとわりつくスーである。
布団の上で幸せそうである。


義母のショートステイからの帰宅は夕方なので、一日中ゆっくりすることにしてスーといちゃいちゃして過ごした。
スーさんなでなでしながら、昨日のことを考えていた。
トークの会の後半で、質問を募ったときに、
「どこで服を買いますか?」
「同居はいつからですか?」
とか
「亡くなった主人を思い出すといつも涙が出てしまう。どうしたらいいのかと・・・」
など、多岐にわたる質問をいただいた。
服はアジアン雑貨(主にインド&中国)販売のチャイハネとかチチカカ、古着屋やZARAで買うこと、高いものは買わない。
結婚と同時に、同居はスタートしたから、もう38年になる。
涙が出る時は、どーっと泣いていればいいし、泣くことはいいことだと思う・・・と答えた。
一人の方が、
「義母さんを施設にと考えたことないですか?」
という質問をくださった。
以前、義母に、施設に入るかどうか打診したことがある。
「いずれは施設にお世話になるだろうけれど、今は入らないわ」
と義母は答え、
「うんわかった、じゃいずれね」
私は言った。
この問答のやり取りは、同居38年の年月の裏付けがあってこそだと、自負している。
・・・・と質問してくださった方にアンサーした。
スーなでなでしながら考える。
「いずれ」っていつなのだろう。
いつくるのだろう。
私は「いずれ」にきて欲しいのかな?
午後5時、ショートステイから義母帰宅。
おかえり〜、ただいま〜。
言い合って、ホッとする。
「いずれ」はまだいずれ。
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午前8時、名古屋行きの新幹線ひかり号に乗車。
さて!いよいよ「おしゃれと暮らしのレシピ」、本の行脚スタートだ。
名古屋駅から地下鉄に乗り換えて「栄」に向かう。
これってテレビ塔かな?
5才ごろから小学3年生まで名古屋に住んでいたことがある。
ふっと思い出したのは、♪テレビ塔、朝日に光りぃ〜〜♪という校歌のようなビシッとした歌だった。
葵小学校に通っていたから、校歌の一節だったかもしれない。
目指すは、中日ビル、中日文化センターである。

「栄」下車ですぐにわかるビッグなビルであった。
このビルの11階が会場である。
午後1時から2時半までの1回目の会。
4時から5時半までは、2回目の会。
人前で三時間もしゃべるだなんて〜。
私の通常の生活ではありえないことである。
畑の大根さん、庭のマーガレットちゃん、犬のスーさんらとの平安な会話が主な日々の私。
ちょっとはビビリもするのである。
しかし・・・・始まってしまうと、とても、ひじょうに、ベリーマッチ・・・楽しかったのである。
2回目の会ではちょっと余裕が出て、ブログに顔も出していいと言ってくださった参加者さんに集まっていただいて記念撮影も。
ありがとうございました!!

参加してくださった方々から声をかけていただく。
「おしゃれのレシピいつも見てます」
「ブログ、読んでます!スーさんファンなので」
「うちの母もPTなので気持ちわかります」
とかたくさんの言葉に、いちいちグッとくる。
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トークでは、本に入れなかったことや、付け加えなども。
ブラックYOKOになった話もした。
そこそこ円満にやっているっぽい嫁姑に書いてるけれど、こーんなこともありましたのよ、ホホホ〜と笑って話せば笑い話として成立する。
なんだってギャグのような笑い話にしてしまえば、心が病むこともなし。
あとがきの最後の一行にやどった思いの分析なども。
あれこれ話せるチャンスをいただけたことにただ感謝する。
そして計160名の参加者さんといっしょに、こんなことができる自分にビックリぽん。
お土産にいただいた「うなぎまぶしのり巻」で夕餉。

神泡じゃないけど、冷えたビールでいただきます。
まっ茶色のご飯のおいしいこと!
さて、明日は畑のそら豆くんの様子を見に行くつもり。
庭の草取りも馬力かけてこー。
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朝早くから、ティンティンティンと携帯電話のメール受信音がする。
なにごとぞ!とあわてて開くと、「見ました」「出てました〜」と友人やホホホの読者さんから大量のメールが届いてた。
わぁ〜〜そうだったんだんだったんたんだ〜!今日だったのよ!
先日東京新聞社の会議室で、取材していただいていたのは、「家族のこと話そう」というコラム記事だったのだ。
わぁわぁ〜〜あわわ〜と、新聞を繰って探し当てる。
大きな面積をいただいて・・・面目ねえ。
来月末のイラスト展の告知まで!感謝。

名古屋の友だちから、「出てた出てた大きな顔で。赤似合うじゃん」とのメールに添付されてたのは、カラーの紙面だった。
中日新聞ではカラー面だったのね!
そうそう最近気に入りの赤のワンピースを着てました。
カメラマンさんが、正面から右から左から・・・といろんな角度を凝らしてたくさん撮影してくださったのだ。
うまく撮っていただいて、うれしい写真。

記事の内容にまちがいないのだけれど、前の家が「都内の豪邸」っぽい感じに書かれてますが、多摩センターの普通の民家です。
見栄はり発言、ご容赦!
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お昼ごろ、娘とまーごと藤沢で待ち合わせ、ランチする。
本は、買って読んでくれたそう。
「草カンムリがいい仕事をしていた」
との感想をいただく。
ありがたや。
別れぎわ、まーごに
「ばあば明日がんばってね」
とはげまされる。
ウイムッシュ!!
じゃなかった・・・、ウイ!ギャルソン!
明日、名古屋でのトークショー楽しみです。
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「おしゃれと暮らしのレシピ」のカバーの細々したイラストの中に、近所のカフェでピアノとコーヒータイムしているカットがある。
そこは「小田原 邪宗門」というカフェである。
うちから徒歩3分・・・ついつい休憩にいってしまう距離。

ランチもおいしいので義母を車椅子で連れていける唯一のカフェでもあり、オーナーさんとも親しくさせていただいている。
「店に本を置いてあげるから」と前から言われていたので、昨日10冊ほど持参したところ、とてもよろこんでくださり、
「この一年半、良く頑張りましたね、見直した」
といわれた。
思わず涙腺がゆるみそうになったけれど、マブタを引き締める筋肉にぐっと力を込めてこらえた。
「これから、お客さまや知り合いにどんどん紹介するから、ポップみたいなの作ってよ」
と言われたので、1店限定のポップを手作りしました。
「サインも入れてね」
はい、します!
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今日は9時から義母さんの通院の付き添いへ。覚悟の12時ごえごえ〜〜っ。
午後、高田馬場のお寺へ墓参りに行く。(遠いぜ!)
帰宅は予定通り夕方になったので、小田原駅ビルの中にあるスーパーのおいしいおいしいお寿司を買って帰る。
コンビニでビールももちろん購入。
そりゃそうでしょ、いつもより高いプレミアムなやつ、買っちゃうよ。
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東京新聞と中日新聞で連載させていただいているイラストエッセイ「おしゃれのレシピ」は2007年の秋にスタートした。
すごい!12年も!と自分でもびっくりだ。
うんと参考になる実用的な内容でもなければ、おもしろくてたまらんってなオチもない560字のエッセイと17㎝✖️8㎝と、6.5㎝✖️9.5㎝のイラストを掲載日の5日前までに仕上げる・・・・という作業を12年もやってきたんだな〜と感慨深い。
ネタ切れを感じることなく、続けさせてもらっている。
選挙の時は紙面の都合で載らなかった時もあったっけ。
担当記者さんは、そりゃね、何人もかわって、移動した方が数年後生活面に戻られてまた担当さんに!といううれしい再会も。
思い出はいっぱいだ。
2013年には「おしゃれのスランプ解決ノート」というタイトルで連載をまとめて一冊にしていただいた。
河出書房新社から出版。
そのころはまだペン画に色鉛筆での着彩のイラストだった。
2014年後半ごろから、写真とイラスト合わせるという手法(←ってほどの技じゃないけど・・・)でイラストを描くようになった。
パソコンでの作業がほとんどになっていった。
PCの先生(友だちデザイナー)には、感謝してもしきれんほどお世話に。
前の本とずいぶん印象が変わった絵になっているのはそういうせいなのである。
「おしゃれと暮らしのレシピ ホホホと粋に生き残る」という一冊は、新聞の連載エッセイを中心に、このホホホの本田スタイルを合体させている。
手芸工作関係のぺージは「ココカラ大学」から引用させてもらった。
いろんな思いと長い年月が凝縮されているのだ〜。
暮らしの部分は、一昨年から小田原で始めた生活のことを書いている。
インテリアや畑のことなど、ブログでも書いたことがメインである。
もし、新聞もブログも読んでいてくださる熱心な方がみえたとて、ダイジョブ!書き下ろしもたくさんあるし、四コマストーリーもあるでよ。
フェイスブックで触れた事柄も入っている。
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夫が以前、「人の役にたつ仕事をするデザイナーになりたい」ってなことを言ってたことがある。
私は、イラストで人の役に立ちたいと思ったことはないけれど、(思うことが不遜とも感じてたし)今回は、この本が誰かの役にたったらいいなあと思った。
3時のおやつに、またはビールのつまみの一つとして役立ちたい。
そしてちょっとしょげ気味な気持ちの人の心になにかが届いたら・・・と願う。
死ぬのも大変だけど、生きてくのもマジ大変なことよねえ〜と、どこかにいる同じようなことしてる人たちと共感し合い、エアーシェイクハンズ&エアーハグしたい。
本日発売になりました〜。

本屋さんではこんな風に置かれているところもありました♪(調査しに行ってきたの)

オールカラーの125ページ、A5サイズ。1300円(税抜き)
「おしゃれと暮らしのレシピ ホホホと粋に生き残る」東京新聞社刊
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