よく乗車するバスの窓から見える、ある気になる建物。
その建物の名前は「糀屋ビル」というのだった。
その昔、いやそう遠くない昔はきっと糀屋を営んでいたんだろうな。
今、その中型のビルには、不動産屋と学習塾と居酒屋が入っている。
駅前に建っているから、そういった顔ぶれになるのはいたしかたなかったのだろう...と推測。
先人(ビルのオーナーかもしれない)の思いを名前にのみ残したビル。
作る人がいなくなっちゃたのか、採算がとれなくなったのか、貸し店舗のあるビルにした方が、儲かるからか。
宿っていた糀菌、いまいずこ....。
どんな味の糀だったんだろう。
「糀屋ビル」はいつも右から左へと動いて、バスの窓から消える。

左から甘酒、しょうゆ糀、塩糀。
「糀友の会」の会長のご尽力で、私はいつも上質でおいしい糀の恩恵にあづかっているものである。
今回も、富山うまれの糀を入手したと、またわけていただいた。
さっそく甘酒をこしらえた。
甘酒は、そのものを飲むだけでなく、料理にもつかっている。
鶏肉のそぼろなどつくるときに、みりんや砂糖のかわりに入れて調味するのだ。
味のまろやかさが断然ちがってくる。
煮物には、糀しょうゆと甘酒を。
アタシはどしどしつかう。
しかし、一回の料理につかって摂る糀と、甘酒一杯でいただく糀の量の比でいったら、甘酒の圧勝である。
はんぱない量の糀を飲んでることになるのだ。
糀の身体に与えるすばらしい効能はたくさんあるのだけれど、「身体にいいから」という理由だけではこうも続けることはできなかったことだろう。
「おいしいから」が継続の根本であると思う。
甘酒を毎日いただいているけれど、飽きることがない。
それは米を原材料としてるからだよね!糀って。
お米、飽きないもの。
画像の糀しょうゆには、糀がたくさん入って写っているけれど、糀の粒の入ってないしょうゆ(上澄みといいましょうか)は、刺身しょうゆとか漬け物にかけるとか、粒が気になる食材につかっている。
旨味はふんだんに出ているし。
家人は愛犬スーをなでながら、
「スーには悪いところがひとつもないな、ホントにいい犬だな」
とよくいっている。
私は糀をなでながら、
「糀には悪いところがひとつもない、糀ってすごいな」
とつぶやくばかりだ。

暖かい日が来たなあと思っていると、一転して寒くなったり。
そうだ、三寒四温というバッチリな言葉があった。
温が寒を、いっこだけ上回っているというところが嬉しい言葉だ!
仕事やらなにやらで、多忙な一週間だった。
「あせらず一つずつ‥‥確実に」
と思ってはいるものの、あせりに支配されてチョンボや失敗や抜けをくり返してしまった。
雑駁な性格の所以であるが、私の「脳そのもの」になにか欠陥?があるとしか思えないです。
ふつう備わっているはずの回路がないのかもしれないのです。まじ。
今日は、先日病に倒れた友だちのお見舞いにいってきた。
顔みたとたん、涙がじわ〜っときた。(横むいて隠したけど)
あ〜生きててくれて本当によかったと思った。
友だちは、ちょっとだけ不自由になった身体で、それでも回りの人の心配などしてくれる。
潔くて優しい人だと知ってはいたけれど、不自由になってもなお、と思うと、ただただ頭の下がる思いだ。
リハビリでどんどん回復すると私は思う。
またいっしょに遊ぼう!おしゃれしてさ、展覧会にもいこう!と約束してきた。
HPのトップの絵もちょっと春っぽくしてみた。
三寒四温。
暖かいほうがいっこ多い日々だ。

「くわしくよく見たい」とのご希望がありましたので!マップそのものを載せます。
クジラの歯で、唐突に終わってすみませんでした....。
久々の都会に出張ったのであの日はどっと疲れてしまった。情けない。
その上というか案の定というか、または通常どおりといいましょうか、会場に到着するまでに道に迷ったりもあり。
「浜松町の貿易センター」と覚えて出かけたのが悪かった。
浜松町には、「世界貿易センター」というのもあって、最初そっちに向かってしまったのだった。
フェスタの会場は「産業貿易センター」であった。
おおっといけねえいけねえ...とあわてて進路変更をする。
ロスタイムは20分といったところだったろうか、アタシにしたら良いほうである。
余裕をもった時間設定にしていたので、10時の開場時間におくれることはなかった。
ざざっと3Fひとめぐりしたあと、10時半からの服部幸應先生の講演コーナーに向かう。
100人以上の参加の方!
「食育のすすめ」の講座である。
お話は、食育のことだけにとどまらず、子育てにおける読みきかせの大切さ、家族と食卓のありかた、イギリス病、小脳、犯罪、化学合成、法律....とにかく多岐にわたるお話にひきこまれる。
先生の経験やデータを元にした講演で、とても身にしみた。
「食が人間をつくる」
改めて、太文字で心に書きとめた。
服部先生は講演がうまい!(上から目線でえらそうにいってすみません)次から次へと話題は変わるんだけど、気持ちいいほどすべてが一点にあつまる瞬間がくるんだ。
またチャンスがあったらうかがいたいと思った。
講演後、開場を見て回る。
食育のキャラクターを描かせていただいているにもかかわらず、初めての参加だ。
「お雑煮マップ」の前はすごい人だかり。
撮影する人もいっぱい!ウフウフ〜♪な気持ちがする。
たくさんの方が興味もって見てくださるんだなあ...とウフウフしてたら、お雑煮の試食を待つ人だかりであった。
一時間ごとに、50食限定で各県のお雑煮が試食できるのだ。(全国の全部じゃないけどね)
もちろん私もならんだのである。

開場にしつらえられた厨房で、調理師学校の先生と生徒さんで調理されたそれは試食レベルなんかじゃ全然なくって、食事レベルだった。

私のいただいたのは、お魚の入った越後のお雑煮。出汁ききまくりでおいしい!
別の地方の列に、再びならびたかったがひかえた。
時間ごとに長蛇の列ができていた。
各地方のお雑煮の写真も展示されて、その多種多様さにビックリ。

かかわらせてもらった部分だけの見学を熱心にしてしまったが、お腹がいっぱいになった後は、開場めぐりをした。
いろんなブースが出ている。
食品の、本の、調理道具の、産地の....と食にまつわるブースだ。


包丁のブースが複数店あったのは、さすが調理学校の方々がメインのフェスタだったからだろう。
プロ用なんだろうなあ、すごい切れ味が見てとれた。


前に載せたクジラの歯の画像、ひげの画像もありますよ。

今はむずかしいところにある「鯨食」のブースで。
↓「食育フェスタ」のくわしいことはこちらで(今年は終了しちゃったけど、来年も開催されます)
http://www.jatcc.or.jp/festa/about
今までこのフェスタ、調理師学校あるいは、料理のプロの集団のためのフェスタと思っていたけれど、一般の人にも門戸は大きく開かれていたのである。
一般の人や台所をあずかる主婦が、聞いたり見たり味見したりして楽しみ、「食べる」という大事なことをもいちど確認するためのフェスタなんだってことがわかった。
来年は、もっと前に「ホホホ」でもお知らせしようと思う。
知ってるようで知らないことたくさんあって、食べられて買い物もできて楽しめます、このフェスタ。
浜松町の産業貿易センターで開催された食育フェスタに今日いってきた。
25日、26日の二日間の開催。

ポスター、パンフレットなどのイラストを担当させていただいてる。
今年は、会場に設置される「お雑煮マップ」のイラストも。
デカい!

主催のスタッフさんと、記念撮影をする。

食育に関する展示やたくさんのブース、服部幸應先生の講演。
いろいろ学ぶことができた。
クジラのブースにあったクジラの歯。

クジラの歯で.....唐突に本日はおしまい....でごめんなさい!
つづきは明日〜。

トリコロールカラーが気になる今日このごろ。
やっぱり春が近づいてきているせいなのか?
それとも待ち望む気持ちが強くなってきてるせいなのか....。
暗めな色の服の下に赤シャツを着る。
頭には、毛糸の白いヘアバンド。
紺色のセーターで、トリコロールカラーにしてみる。
庭には固くなった雪がまだ残っているけれど、土の下ではきっと緑の草がわさわさと芽を出す準備をしていることだろう。
季節の順番は、まちがうことがない。

先日つくったぼうしをかぶらせてみた。

気に入ってくれてんのか...。
なにも気にせずかぶってくれる赤子。
まだ天使の時代である。

Mr.モンクほどではないけれど....身につけるものにけっこうこだわりをもつ家人に編んだぼうし。
やっぱりこれも、減らし目なしで、ただただ平に編みすすめて、サイドをかがって仕上げたものだ。
なので、よ〜く見るとつなぎ目がある。(画像では写ってないよ)
四本棒編みにしたら、つなぎ目はなくなるんだろうけど....。
こんど、自分のを編むときは、そうしよっと。
てっぺんのボンボン、まあるくするのはすごく大変だ。
おおざっぱに丸くしておいて、
「仕上げのカットは自分でやって。大きさの調節しながら」
と、放棄したら、こだわってこだわってこだわって、細かくチョキチョキをやっていた。
まんまるだ!
なにか文句(というか、不満な点を指摘)されるかと思ったがそうでもなかったから、気に入ったのだろうと理解。
.....していたら、
「白だと、カジュアルにしかかぶれないから、チャコールグレーで編んで」
ときた。
セーターなど注文しないところ、さすがアタシの技量を知ってのことだろう。
水曜日に、長野に日帰り帰省した。
長野駅あたりの雪の積もり方は、アタシの住んでいる多摩市とほぼおなじだった。
通行に不便のないよう...道路の両側に雪が積み上げられている。
一見、おんなじような風景だなあと思って、お足元に注意しながら歩き出したとたん、風景のちがいに気づく。
それは、「つらら」だ。
日陰の軒先には、太いのが。
小さいつららからは、冷たそうなしずくがたれている。
寒風で、斜め状態になったつららもたくさん!
やっぱりねえ、寒さの深さが違うのだった。
母のことなど話しながら姉とお好み焼きでランチ。
お互い、元気でやっていこうと話す。
こちら、寒い々といいながらも、公園の桜のつぼみはやや...ほんのすこ〜しプックリしはじめてきた。
あとちょっとあとちょっとで春がくる。