「網元のブラウス」とこころの中でよんでいるのは、DRIES VAN NOTENのふっる〜いのだ。
身頃の幅がはんぱなく広くとってあって、歩いていると布が左右に動くのを感じる。
ボウタイのついているデザインが大好きなので、発見すると「お?う?おお!」とついつい見てしまうのは長年の習性になっている。
重みもあるしっかりとした網が前身頃だけに付いている。
「網にかかったトドか?」と友だちはいった。
なるほど...と思う。

スエードのスカートは真夏以外ははいている便利もの。
特に素足にスエードって気持ちがすごくいい!
どちらも古着で手に入れました。
そう安価でもなかった。(どっちも一万円以内だけど)
ここはかごバッグで軽めにいくか、いやいや亀に出てきてもらうか?
どっちにしようかなっと....。
トド&亀つうのもなんだかなあだけど。
おでかけの目的によって決めることにしよう。
7月に開催予定のグループ展「三人三様」のメンバーの一人、遊び布さんも、最近ときどき【自分写し】を実行しているもよう。
ね、どんどん年波世代の私たち普段のかっこ見せてきましょ!
「好きなもん着てるわよ〜」つてね。
机の上をちょっと整理。
シミ付きの文房具をしばし見入る。

よれよれなレーヨンで七分そでのワンピース、大好きなんだけれど、なかなか着どきがむずかしい。
風とおしはそんなによくないので、暑いときはダメだし、かといって寒いときは薄すぎて...。
よし今日だ!今だ!と思ってよろこび勇んで着た。

はい、古着。アメリカの。
キラキラがはめ込まれた黒いボタンは、70年ごろの古着でしばしば見かけるように思う。
流行ったのかな?
いっこでも落とすべからず!と思ってすべて付け直した。
わかるようなわからんような模様も好きで大事に着続けたい一枚。
三年ほど前に買ったんだけど、ちなみにお値段は¥800でした。
私のおしゃれはいっつもお安い.....。
良いめのベルトでちょっとだけ気持ちの格上げをしてみた。
ころんとした形のバッグは永遠のデザイン!と思う。
午後2時。
駅前の銀行へ行かねばならん。
一人で歩いて行くのは気が進まないけれど、スーといっしょに散歩がてらだったら歩ける。
途中、鏡のようなガラスのところでツーショットを撮る。
多摩モノレールが写ってるしょ?

銀行の前でちゃんと待っているスー。守衛さんに「いいこだね〜」とほめられナデナデされていたが、あまり嬉しくなさそうであった。
知らない人にほめられるのを好まない犬なのである。

たっぷりしたシャツは風とおしがとてもよい。

午後2時の散歩なんて、もうこれからはできないだろうなと思う。
あつあつの道路は肉球に過酷すぎるだろう。

くびながばあさんは毛皮をまとっている。
くびに巻くのはあのリボンね。
実家の母に電話で、
「もらった着物、ときどき着てるからね」
と話すと、
「あわせの時期にひとえなんか着てるんじゃないかとひやひやするよ。絽はまだだからね」
......ジャッジマンは遠方にもいる。
お〜こわ。
「紬にあの○○の帯合わせたんだけど」
というと、
「違うねえ、それなら●●の帯だよ」
......根拠がわからん。

ギンガムチェックで丸えりのワンピース、ポケット付き。
「いつまでも好きな服」だ。
ワンピースとしては丈が少々短いので、ペチパンツを合わせてはいている。
色もデザインも大の気に入りのワンピースはもちろん(というのもなんだけど...)古着だ。
袖はもともとは折り返すようになっていたけれど、伸ばして七分の長さに改良して着ている。
ビニールのループで編まれ、ころんとしたバスケットはベトナム製ということ。ずっと前にシャビージェンテイルで買った。
着物にも洋服にもどっちにも持てる。
こんななんでない組み合わせには、濃い〜色のアクセサリーや靴で締めるといいかも?と思って、書き込んでみましたが、ど?
今日は単衣の紬を持って練習に行く。
帯はわからないので、持ってみて軽そうなものにした。
教室では、薄いプラスティックの襟芯を入れるのが基本だけれど、今日はズルして入れなかった。
補正も小さいタオル一枚だけにし、だんだん意地悪ばあさん(長谷川町子さんの)風に近づけていく。

じっと見入るものいわぬ私のばあさん。

教室でいっしょの生徒さん(二年習ってる先輩)が、
「まだまだ一人で着て出かける勇気がないわ〜」
といっていた。
すごくきれいに着られているのにどうしてなんだろ?と思う。(あ謙遜か!)
もう一人別の生徒さんが、
「この間こまどり姉妹をテレビで見たんだけど、帯締めが逆になってたわ」
と。
こまどり姉妹ならもっと注目すべき興味深い点、別にけっこうあるような気がするが。
また別の方が、
「素人の人の着付けってわかるわよね。ぐずっとね」
とも。
和服の人って、そんなにじろじろ見られるもんなんだろうか。
小さな間違いや欠点をこまかにダメ出しされちゃうものなんだろうか。
ジャッジマンは街のそこかしこに潜んでいるものなのか?
着ることに、素人玄人の区別があるんだろうか。
着ることって、洋服でも和服でも簡単でもっと自由なもののはず....の気持ちがぐっとまた強まった今日だ。

もうひとりのばあさんはヒョウ柄好きなくせに、象を養子にもらおうともくろんでいる。私は賛成。

身長26センチ(髪の盛りふくめ)