今日は一日ダメだった。
どてーぐだーうだうだいらいらに支配されきっていた。
ダメオーラを家中にふりまきながらいたので、被害は主に同居の人々&動物に。
こんなときは大人しく、借りてあった「名探偵ポアロ」のDVDでも観て過ごすのが家内安全策と、のろのろ観はじめる。
ドアに「休息中。ノックしないで」と私に近寄るな!とばかりに張り紙を出す。
小一時間、後半のクライマックス、登場者全員を一室に集め、さあいっきに上り詰めるぞ〜のシーン。
殺人の動機は全員にある。
ひとりひとりに詰め寄るポアロ。
見当もつかない結末。
謎解きは進み、さあ誰なんだ?!ぱあ〜っとスッキリさせておくれ〜!......というとき、なんと!DVDプレーヤーがゴゴゴゴっとにぶい音と共に停止してしまった。
壊れた。
それはまるで出来の悪いコントのように。
ポアロのしたり顔の横顔のどアップからピクリとも動かない。
いったい犯人は誰なんだ〜〜〜!!え?おい?え?おいおい?
いらいらは倍増されただけ。
今日はまるでダメだ。
丸出ダメ男、いたっけなあ。
早寝して、明日にかけよう....。
友だちにうち来てもらって、つきっきりでパソコン講習。
フォトショップとイラストレータの手ほどきをうける。
友だちは、
「自己流なんでこれでいいのかどうか....」
と謙遜しきりだった。
是非教えてほしいことを教えていただく。
でも、いっかいにかいの説明&操作では覚えられないニブさ全開の私、さぞあきれられたことであろう。
「あきれてんだろうな〜、これ聞くの四回目だもんなあ」
とわかっちゃいるけど引き下がらないところが、しつこく性悪なアタシなんである。
いっしょにみえた友だちの娘さん(20歳)も笑いながら見てくれていた。
じつにあたたかく根気強く優しい母子、拝みたくなるくらいだった。
帰り道をいっしょに歩きながら、友だちはいう。
「始めたばかりの時、ただでいいからって仕事をもらってやってました。
締め切りがあると、なんとかしなくちゃ!の気持ちでなんとかするもんで」
と。
そして本当の仕事になれば、そこには「ギャラ」が発生する。
締め切りとギャラが合体で、そこに生まれる必死が、上達のポイントらしい。
曲線はまだ勝手にはねまわるばかり。
白紙、透明の区別をすぐに忘れる。
どこか一カ所は飛ばしてしまう。
私の体内で固く凍結されている「丁寧、根気、復習、意志強固」を解凍するときは今?......かも....。
凍結されてるだけで、腐敗してないといいんだけどなあ。
って、もともとあったのか?そんなもんがアタシに、ってか?
友人のところからワニ皮だといって、バッグがやってきた。
吸い寄せたかのように、アタシのところに。
私はやや疑惑をいだいた....。
これってクロコではなくもしやタートルでは?と。
なんとなくそう思った根拠は、友だちに以前見せてもらったことのある亀革のバッグにとても感じが似ていたからだ。
口金の部分もべっ甲っぽいし。
早々に、友だちに確かむるべく、写真をとって送った。
はたして鑑定結果は、ジャジャジャ〜ン♪

「あきらかに亀なり。べっ甲に見える口金は、プラスティックかも。べっ甲にしては長すぎるし」
ということでありました。

疑惑のバッグは一転、魅惑のバッグに。
内蔵されてる小さながま口も嬉しい。
着物にも合いそうで、嬉しさ5倍、さらに倍ドン。
友だち編集者さんと久々に会う。
いろんな話をする。
じつに色んな話を、おたがいにせきを切ったようにする渋谷で5時。
駅前から徒歩30歩ぐらいの距離の焼き鳥屋で、ビール&日本酒&濁り酒,....大量摂取する。
「あたしたちって、異常に肝臓強いんだろうか?」
といいながら、おかわりをくりかえす。
生きるってどういうこと?
深く深く話し込む。
深すぎて、出口がわからなくなる。
大事な事がちりばめられている日々のただ確認作業。
明日からまたがんばろうね!の励まし合い作業をする友だちのありがたさ。
あたしたちはまだまだやれるぜよ、ね。
深酒は時にからだにいい。
食器戸棚の空きスペースにおひなさまをかざる。


あとの面々は...ごめんね。
飾った後、友だちと待ち合わせ。渋谷で5時(@ももこ)
おひなさまを出さなくなって、何年になるだろう。
5年以上は仕舞ったままだ。
居間に木製の段々を置いて、勢揃いを並べるのは、むずかしい問題である。
あの棚のあそこんところ(1メートル×40センチ)をなんとかして、上段の人たちだけでも飾ってみようか。
でもタンスとか細々の道具類も久々に見てみたい気がする。
う〜ん、白酒の右大臣は出したい。
となると、楽団の五人衆だって、だまっちゃいないだろう。
迷うところである。
明日は朝から押し入れをがさごそやって、とりあえず、とりあえず、全員出してみよう!!
人選はそれからだ。
二人の女の人が私の後方で会話していた。
二人とも60代とみた。
かたっぽ人の話はかならず言葉の最後のしめに、
「でもめんどくさくてね」
と加えていた。
もう一人は、なんでもころころとよく笑いながらしゃべっていた。
振り返って二人を見て、どっちが
●めんどくさい人
か、
●ころころ笑う人
かが一目瞭然であった。
「めんどうくさいと思う気持ち」は顔ばかりでなく体にも表れるものなのだなと....。
二日ほど前から、な〜んかトイレの流れが悪くなり、今日、とうとう悲惨なことになってしまった。
直してくれる業者さんにみてもらったところ、なななんと!!地中の配水管に木の根っこがみっしりと入り込んでしまっているということだった。
つまりはその根っこが、つまりの原因だと。
応急処置をしてくれ、大惨事だけはまぬがれたわが家であった。
業者さんに、
「なにか流したりしませんでしたか?」
と問われたとき、『いい思いつき』を流してしまった件は伏せておいた。
また後日に大きな工事がほどこされる予定。
それまでに、またつまってしまったらコレでと、長いハイプを置いていってくれた。
しかし!トイレがうまく作動しないって、本当にストレスになるものだ。
今、す〜っと流れる水に思わず笑みがこぼれる。
よわい56にして無謀なのりかえをこころみ、のりそこねたまま。
背後に置いた元カレとはまだと逢瀬をかさねている私である。
残してきた子どもたちにも会いたいし。
長いお付き合いだったし、嫌いになったわけじゃな〜い(@チーサマ)そう簡単には切れられないもの。
のりかえだけでも困難をきわめているのに、そこにフォトショップとイラストレーターというソフトもいっしょに使えるようになろうとダブルの無謀をおかしている。
トイレでフォトショップの「あのこと」をイラストレーターのところで「こう」開いて、「ああすると」いいのでは?とちょっとわかったような気がして、急いでご用を済ませてパソコンのところに行くと、すっかりわけわかんなくなってしまっている情けなさ。
トイレの水と共に「思いつき」も流れてしまう....。