ホーム > 日々

服を買う

4,23.jpg
久しぶりに「ちゃんとした服」を買おうと思った。
多くの人前で話をするという仕事が、もうすぐあるからだ。
ちょっとしたイベント。

普段着はたくさん持っている方だと思うが...クロゼットをじろじろ見てもよそ行きっぽいものはないのだった。
冠婚葬祭用のものは数着あるけれど、そりゃね、違うよな。

ずいぶんと洋服を購入してなかったものだから、今回はスイートポテトにカスタードクリームを添えたぐらいに甘く、
「いいのよ今日は、気に入ったのがあったら値段なんかぜんぜん気にしなくって。
思い切ってパ〜っとお買い物なさいな。いいのよいいの、ホントに今日は」
ってな優しいお母さんのような気分を自分に出してやったのだった。

新宿での用事のついでで、駅ビルのお店とデパートを何店か回ってみた。
お母さんが強く甘く「いいよ」といっているのにもかかわらず、ほしいものがいっこもない。
回ったところが悪かったのか?どーも「若向け」のお店を回ってしまったみたいだったかも。

それでも、シンプル路線やGAPなどのカジュアル路線のお店だったらアタシにも似合うのがあるはず!とふんで見回ったが、洋服に対してはわりと強気の私でも、なかなか購入までの決心はつかなかった。
イタイ人って思われるかも...とか、無理があるんじゃ...などと、いつになく弱気になってしまっていた。
ピンクのセットアップに気に入ったものがあったのだが、試着するのもめんどうなような。
じょじょに選ぶのが、苦痛にさえ思えてきた。

ダメだな、こういう弱気になってる日に買い物しちゃ、と諦めた。
洋服を選ぶのが楽しくないなんて思ったことなど一度もなかったのに。
ふと...ふとだけどね...、年取るってこういうことなのかも、なーんて思った。
気に入った洋服を買うのって、根気とか体力とか勇気なんていうものが、もともと必要だったんだ。
寄る年波ってのが、それらを飲み込んでしまうのかもしれない、なんてね、ふとだけどね、そんなことを思った。

あ〜ダメダメ、そんな弱気なことじゃ!と戒める。
今日は、買い物の気分じゃなかっただけ、また出直そうとなにも買うことなく家に戻った。

なにかイベントのために新しい服を買うというのは、いいきっかけではあるけれど、是非の度合いは少々だ。
新しい服で、おしゃれができるとは限らんしね。

持っているもので、今までとは違った着方や組み合わせ、アイデアをほどこしてこそがアタシのおしゃれ!と何度も思ったではないか!
平常心を保とう、とまで思う。
衝動買いできるほどの衝動に突き動かされない「服」はいらんのだ。

気力と体力と勇気がみなぎったとき、お買い物にいこうと思う。
寄る年波って、けっこう威力あるものだよな。
飲み込まれないよう、うまく波に乗る努力をしくちゃ...と改めて思ったよ。今回は。


続•最後から二番目の恋  始まりましたね!

二年くらい前にやっていたテレビドラマ「最後から二番目の恋」。
リアルタイムでは飛び飛びにしか見ていなくて、最終回がおわってからにDVDを借りてストーリーの穴埋めをして全編を見た。
その続編が先週から始まったのである。


このドラマの魅力は、なんといっても千明(キョンキョン)と和平(中井貴一)の掛け合い漫才のような言い合いにある。
今回も第一話から掛け合い漫才ケンカは爆裂していた。
続編だし一回目だしと...その舞台はフランスで、掛け合いも三割増しとサービスされていた。
千明の昔の恋人(ポストイットの彼ね)や、和平のツボであろうホンワカな雰囲気の女性の登場もあり、今後の展開が楽しみなんである。

小泉今日子は、昔「スイカ」というドラマで三億円を使い込んだイカした逃亡犯役をやっていた。
「優しい時間」ではハスッパだけど、情のある看護婦さん役を。
どっちもイカッタ〜。
あの小さくてまとまりのある顔が、ピタリとはまっていた。
どちらも心に残るドラマだったなあ〜。
「風のガーデン」での中井貴一の大天使ガブリエルのガブさん役もイカッタよね〜。
あ、それから、......すみません、つい力が入ってしいました......。

そんな二人のドラマである。
見ないでかいな!

ファンキーな二人に期待もりもり。

町田版画美術館へ

ピカソ.jpg
誘ってくれた友だちといっしょに、「パブロ•ピカソ -版画の線とフォルム- その線は、とまらない」の展覧会にいってきた。
リンダの歌のような副題である。
今日はまさにうららかな日和。

ピカソは、18才のときに、初めて銅版画をはじめたという。(年表に書いてあった)
エッチングをはじめ、シルクスクリーンやリノカット...いろんな技法の版画の展示であった。
作の多いピカソ、版画だけでもはんぱじゃない。
そしてどれもがピカピカのピカソである。
見応えがあった。

帰り道、友だちおすすめのおいしい焼きそばでお昼をし、別れた。

その後、世界堂でちょっと買い物をし、ひとりコーヒーしにいった。
午後は早めに帰宅して、仕事の続きや洗濯の続きなどしようかなと、しばしコーヒーを楽しみつつ段取りしていると、どやどやっと女性グループが後ろのテーブルについた。
にぎやかな4名の集団である。(40〜50代と見た)
お昼ご飯を終えてきたらしい同じ職場の同僚らしかった。

良い展覧会を見てきたとこだし、気持ち的雰囲気を壊されたくなかったんだけどそこは喫茶店、せんないことである。
彼女たちの会話(ボリュームは10)が聞くともなく耳にとびこんでくる。
しゃーない、ここはもう聞き耳取材にしようときりかえた。

まず、
「もし会社全員で、人気投票したとしたら、この四人の中では私がきっと一番でしょうねウフフ」
の声が聞こえてくる。
発言者はいったいどんな顔で、そして言ってるんだろう?の興味が湧いてくるが、すぐにふりかえって見るわけにはいかない。
発言者以外の声は聞こえてこないが、モスグリーンっぽいムードがこちらにも漂ってくるようだった。

「50代のおばさんって、ゴルフ場の木陰で平気でトイレしちゃうんですよね〜。羞恥心って年とともに消えるんでしょうね」
などと語り続けていた。
なかなかの発言の連発である。
仲間の方は、
「そんなことないわよぉ」
と、笑い声とともにやんわり否定したり。
すると失敬発言者、またまた
「髪切ろうと思うんですけどぉ、長い方がかわいいですよね?ね、どう思います?」
かまってちゃんでもあるらしかった...。
「そーねぇ」
とかあいまいな返答しかもらえてなかったけど。

彼女が席を立ったらしく、椅子がガタガタいう音をきっかけに思い切って振り返ってグループの面々を確認した私だ。
そりゃ見たくなるって!
素早くチラッとね。でもしっかりとね。

彼女がトイレに消えた瞬間、クスクスと笑い出していた。
悪口をいうでもなく、ただただ笑い合う仲間たち。
こんなんして、会社の同僚たちって、平安を保っていくものなんだろうか?
勤め経験の薄い私にはわからない......が、想像なんとなくつくけど。

コーヒーを飲み終えたので、私は退出した。

家にもどってうちの台所のピカソを見る。
ピカソ2.jpg
まあね、うららかな一日だったですよと、調味料の上のピカソで思う。


桜も終わり

ターバン.jpg
一週間のごぶさたです。といったら、たまおきひろしです、と続けてしまうのは私だけではないでしょう?

そうこうしてるうちに、桜はすっかり散ってしまい、4月も半分がすぎようとしている。
二日前、OBBになっての一周年記念日であった。

昨年のあの日を思い出す。
ややこしい仕事をしている最中ムコドノから連絡が入った。
「今病院に着きました」
と。
ややこしさの絶頂のところを描いているところだったし、入院してからが長いんだ、すぐに産まれるはずはない...とふんで、ゆっくり目に家を出たのだった。

そして病院について30分もたたないうちに、赤子は産まれた!ビックリ。
娘のむくんだような、安堵しきったような顔を思い出す。
あ〜あれから一年がすぎた。
あの赤ちゃんが三歩ほど歩くようになるなんて、成長の早さに目をみはるばかりなり。

すごく暖かい日があったかと思えば、ストーブをつける日もまだある。
毎年この時期はいつもこんなだったような。
Tシャツの上に軽いコートを着るのが大好きな着方だ。
コート好きにはたまらん季節。
真っ赤なの、花柄の、モスグリーンも、ベージュの、茶色の...を着回して出かけるスーの散歩だ。


春はいろんなスタートの季節でもある。
入院してリハビリに励んでいた友人は、もうすぐ退院。
そして新しい生活形態でのスタートだ。
家人は新しい職場に通いはじめ、息子は部屋の大規模そうじをはじめた。
どちらさまも一歩二歩。

道の両側に風で吹き集めれられた桜の花びら。
みんな真ん中を歩いていけますように。

はぐれ桜

桜1.jpg
ときどき見かけますよね、こういう幹からダイレクトにひとりで咲く子。

大勢といっしょにいたくないのか、登りおくれたのか、はたまた乳離れのチャンスをのがしたのか。
なんとも心細そうでしかたがない。
桜2.jpg
迷子になりやすい者はどこの世界でもいるものだ。
ちょっとうかうかしてる間にはぐれてしまうというか...。
桜3.jpg
はぐれても、四人でまとまってればまあ安心か。

ユーミンと中島みゆき

かつて(いつだったか思い出せない...)荒井由実は、中島みゆきのことを、
「アタシが乾かした洗濯物をジトーっと湿らせてしまう」
というようなことを言っていた。
実に言い得て妙だった。


どっか身体とか気持ちがダウンしているときに、どっちかの歌を聴くと効き目がある。
♪濡れたシャツを絞って〜......美しくできるのよ言葉にすれば〜♪(ユーミン)
♪そんな時代もあったねと〜いつか笑って話せるわ〜...だから今日はくよくよしないで〜♪(中島みゆき)
即効性がある偉大な二人。
二人と同時代にいるって、いられるってすごい幸せなことだと思った。

かわるがわる口ずさんでみる。
テレビで観ることはあんまりないけれど、アタシのココロのTVではレギュラー出演である。

雨の日曜日

クエン.jpg
ししゅう糸を買いたかったので、雨のなか手芸店にいってきた。
黄色の糸を買ったあと、古本コーナーを見る。
このコーナーの本は、近所の人たちからの持ち寄り...というか寄付である。
どれでも一冊100円だ。(売上金はさる施設に寄付される)

ロアルド.ダール作の「マチルダは小さな大天才」は、たしか子どもが持っていたと思うけれどすぐに出てこないので、私用に買うことにした。
クェンティン.ブレイクの挿絵の本はおもしろいにまちがない。
ストーリーはどんなだったかな?とすぐには思い出せなかったが、二三ページぺらぺらとしたとたん!思い出した!あの痛快感がよみがえる。
挿絵もなつかしい。
クエン2.jpg

雨は午後になってから風をもともなって強くなる一方だ。
五穀米のおむすびで遅めなおひるをする。

背守りのししゅうをはじめるか、マチルダいくか。

花もようのコート

花コート.jpg
ずいぶん前に買った花もようのコート。
もともと古着だったのですごい年季が入っている。
よく柄物は飽きがくるというけれど、これはまったく飽きないでよく着ているものだ。

ボーダーシャツと合わせるのがいちばん好きな着方で、コートというよりカーディガン感覚で羽織っている。
裏にタグが付いていないし縫製の仕方が、雑...というか、私から見てもアマチュアっぽい作り方に見える。
そして、そういうところもまた大いに気に入っているところだ。

公園の桜はちらほらと咲きだした!
朝な夕なにスーの散歩にでかけては、桜状況を確認する。
春先になると、スーはやる気まんまんになる。
木の根元調査は、鬼のようになってクンクンとしている。
すれ違う犬に向ける目の輝きもいつもとちがうし。

春がきましたね!

真っ赤なコート

ame1.jpg
真っ赤なコート、最近似合うようになってきたと鏡の自分に思う。

ショールとタイツを黒にしてコントラストを楽しむ。
ショルダーバッグの細めの肩ひもを斜めに走らせて、上半身と下半身をつなげる役目にする。
靴は先のとんがったウエスタンブーツをはいて、「クセ」付けを。

肌寒いような小雨の日。
公園の桜のつぼみは、妊婦さんでいえばすでに臨月状態である。
今日か明日か...。

来月、一つ歳を重ねた私の新学期が始まり、そして還暦さんの隣の席につく。
還暦さんは、
「来年は、このお席をさしあげますからね」
と笑顔でいってくれる。

赤いコートが似合うまでに年代は実力をつけた。
良い加減に着こなそうとやっぱり思うのだ。

良い加減


水丸さんが描かれた「芝生」のイラストを見たのは、ずいぶん前のことだ。
それは、かわいくていきいきとした芝生だった。
こんな風に描けたらいいなあ...と思った。
ものすごく「良い加減」の点々。
安西水丸さん、かっこよかったです。
合掌。

 1  |  2  |  3  |  4  |  5  |  6  |  7  |  8  |  9  |  10  |  11  |  12  |  13  |  14  |  15  |  16  |  17  |  18  |  19  |  20  |  21  |  22  |  23  |  24  |  25  |  26  |  27  |  28  |  29  |  30  |  31  |  32  |  33  |  34  |  35  |  36  |  37  |  38  |  39  |  40  |  41  |  42  |  43  |  44  |  45  |  46  |  47  |  48  |  49  |  50  |  51  |  52  |  53  |  54  |  55  |  56  |  57  |  58  |  59  |  60  |  61  |  62  |  63  |  64  |  65  |  66  |  67  |  68  |  69  |  70  |  71  |  72  |  73  |  74  |  75  |  76  |  77  |  78  |  79  |  80  |  81  |  82  |  83  |  84  |  85  |  86  |  87  |  88  |  89  |  90  |  91  |  92  |  93  |  94  |  95  |  96  |  97  |  98  |  99  |  100  |  101  |  102  |  103  |  104  |  105  |  106  |  107  |  108  |  109  |  110  |  111  |  112  |  113  |  114  |  115  |  116  |  117  |  118  |  119  |  120  |  121  |  122  |  123  |  124  |  125  |  126  |  127  |  128  |  129  |  130  |  131  |  132  |  133  |  134  |  135  |  136  |  137  |  138  |  139  |  140  |  141  |  142  |  143  |  144  |  145  |  146  |  147  |  148  |  149  |  150  |  151  |  152  |  153  |  154  |  155  |  156  |  157  |  158  |  159  |  160  |  161  |  162  |  163  |  164  |  165  |  166  | All pages

日々

お知らせ

2017年3月13日
ホホホ以外に.......

カゴ屋さん、メヌイ
http://ameblo.jp/menui-zakka/
と、ココカラ大学という名前のサイトにイラストと文章を連載させていただいてます。
https://kokokaradaigaku.com/
どっちも月に3回ほどの更新。
見てちょ〜よ!

プロフィール

本田葉子

イラストレーター。長野県出身。
2017年10月より小田原市在住。
お仕事のご依頼はこちら

 < November 2017
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    

最近のエントリー

月別アーカイブ