忘れることがじょうずにできる人。
覚えておくべきことと、忘却すべきことの区別がとてもうまくできるba-sanなのだった。
家に帰り、さっそく取り出してみる。
どうやって扱うんだろう....?
前の電話機からの情報移動はどうやるんだっけな?説明書のどこに書いてあるんだっけな?
とハテナマークで頭の中は満杯になっていった。
やればやるほどハテナマークは増殖していった。
ハテナ??が顔面にまであらわれはじめたころ、息子登場。
「おかあさん、それ、なに?」
とテーブル上のいっしょに買ってきた機械その他を指していう。
「なにって...これないとつながらないんでしょ?」
息子は即座に理解した。
「あ〜、うちそれいらないんだよ、そっちのもいらないもの。やられたね」
.....ニヤリ。
ご飯をたべはじめた。
むか〜っときた私。
自分自身にです。
ムチってダメね。
「明日ぜってーモンクいいに行ってやる、そんで契約解除したるっ」
と鼻息あらくいう私に、
「いっしょに行くから。契約解除はまたお金かかるって」
と冷静にいいながらご飯をたべ続けていた。
そして今日いちばんでまた昨日行ったばかりの携帯電話やさんへ、自転車こぎこぎして息子と行った。
今日は、男性店員さんの応対。(昨日の彼女は別のお客さんの応対中)
かあ〜っときてる私の隣で、息子はいつもの静かな態度と口調で不必要な物の解約&返却をいってくれた。
ちょっとぉー!ひどいじゃない!ダマしたのね!をただただ顔で表現していたアタシ。
で、男性店員さんは理解してくれたらしく、なんの料金の発生もなく不要品の返却をぶじ成し遂げたのであった。息子が。
ぼっちゃん、ホントえらい!おいしいご飯をつくり続けた甲斐があった!としみじみ思ったことだった。
昨日、女性店員さんの説明の最中にふと感じた違和感や、ささいな言葉(口癖のように繰り返された「安心してください」とか)やいい回し。
もやもや〜っとした帰り道。
スッキリしなかった買い物には、やはり原因はあったのだ。
原因とは....無知ってこと。
その携帯電話会社名は伏せておこうと思う。
だってまだアタシ、お父さん犬を嫌ってはいないから。
二年前に、携帯電話をかえた。
それ以前までつかっていたものが、なにやらなにやらで廃盤になるとかで、いろいろ不都合が生じはじめたからだ。
6年以上はつかってなじんだ愛機、若い友人は
「それ、アンティークな感じさえしますね」
と私の赤くてかわいい携帯電話を指さしていっていた。
かえるとき、電話会社も「のりかえ」というチェンジを行った。
溜まっていたポイントを「高級牛肉」に変換させたなどのいきさつは、二年前のブログにも書いたと思う。
そして昨日、今度はスマートフォンというのにしたのだ。
(どこがスマートなんじゃい?といいたいが、そういう名前なんからそうなんだろうと思う。名前にいちゃもんをつけてもせんないことだ)
マイパソコンとの連動とかいろいろ考えた末、スマートフォンにと決心した。
二年前は息子を伴って行った携帯やさん、昨日は一人で出向いた。
契約内容の変更はないし電話機だけを買うのだから、ダイジョブ!と思って。
前回とおなじ駅前のショップに。
30分の待ち時間の後、若い女性店員さんが応対してくれた。
.スマートフォンに、不慣れであること
.月々の支払いが今までより安くなるようにしたい
と、よくわからないので、なにぶんよろしくと頭をさげた。
店員さんはにこやかに、
「大丈夫です。ご安心してください。ご説明しますね」
といってくれ、細かに説明をしてくれた。そもそもスマホとは...と。
そして即持ち帰りのできる機種に決め、私は契約を進めた。
契約書類をよくよく見ると、「月/70円」という項目があった。
私が不審顔をすると、
「ラバー製のカバーなんです。みなさんお付けになってますよ。スマホはデリケートなものですし、必要なんです」
という。
「私はカバーは好きでないのでいりません」
と、取り除いてもらおうとすると、
「店頭価格よりお安い設定ですよ」
という。
無知な私でも、こういわれると、なんだか全部が信じられなくなってきた。
注文もしてないのに、カバーが料金のセットになってるなんて。
「スマホは電池の消費が激しいから必要なんです。ワタシも使ってます!」
というバッテリーとその充電器。
その他の機械をふたつ。
それらも買うことになった。
ないと繋がらないということで....。
○○サービスはいらないというと、
「二ヶ月間無料ですからご安心ください」
「○○は一ヶ月無料ですので、安心してどんどん映画とか観てくださいね〜」
とにこやかにいう。
無料でもなんでもいらないのに〜。
まあとにかく私もがんばって契約してきたのであった。
じゃっかんのもやもやは残ったものの。
.......続く
今日は、わが娘の誕生日であった。
こんなうすら寒い日、うんうんうなってうなって、やっとオギャーと泣いて産まれたんだっけな。
よかったよ、うなってうなって産んで。
と毎年思えることがうれしいです。
泣いて産まれて笑って暮らそうぜ〜!
刺身用の一杯250円のイカ。
@近所のスーパー。
そのぷっくりとした身体、白く透き通るようなお肌。
おいしいでっせ!でっせ!と私に呼びかけているようだった。
たっぷりのおろし大根でおろし煮にしようか....いかそうめんにしようか.....と迷いながら買って帰った。
パックから取り出し、まな板に乗せ、これは塩辛にしなくちゃバチがあたると、持ち重りさえする肝を感じて即座に思う。
塩糀と日本酒で味をなじませる。
かぼすをきゅ〜っと絞りかけてもおいしいかもと思う。
ちょっと固い部分は、角切りした大根と煮付けた。
どっちもおいしく、イカしたおかずとなる。
自家製塩辛では、イカよりどろっとしたところが好きだ。
ごはんにどろっとかけてまりまりっとかき込むおいしさよ。
白湯にかぼすを一絞りしたかぼす湯はさっぱりしたお湯になり、これがまたイカ肝ごはんと合うのであった。