夕方のスーとの散歩は、買い物を兼ねることが多い。
散歩コースをめぐった後、最後にスーパーに寄るのだ。
そんないつもの段取りで、スーパーの前につないで買い物を終えて出て来たら、ご近所の散歩仲間さんがスーのそばに立っていた。
かまっててくれてたんだな〜とニコやかにのんきに近づく私だった。
散歩仲間さんは、
「スーくん危なかったのよ!」
と顔をくもらせながら私にいう。
「え?なに?」
とあわてて問うと.....スーは歩いていた男性に吠えたのだという。
そしてその男性は、
「どうして吠えるんだっ」
というやいなや、手近にあった植木鉢だったか木切れだったかを拾い上げ、なぐりかかろうとしたという!
あわや通りかかった散歩仲間さん、かけよってくれて
「スーくん、吠えちゃだめだよ」
とかなんとかいいながら、その行為を阻止してくれたのだということだった。
「この犬はなにもしないのに吠えたんだ。アンタの犬かっ」
と怒っていたという。
危なかったなスーよ。
命拾いしたなスーよ。
スーパー前に犬をつないで買い物するのはこのあたりでは普通のことだと思っていた。
待っている犬はけっこういるし、それは日常の風景だ。
なので私もなんの疑問も不安ももたずにやっていた。
...........怖くなった。
いつスーにおそいかかる手があるやも知れないし、その反対のことだってありえることだし。
なでようとした小さい子どもに噛み付くってことだって。
スーを短時間でもひとりでおいておくのはもうやめようと思う。
絶対に目をはなしちゃダメだよなあ。

雪につつまれたセリーヌの小径では、ひともんちゃくあったわれわれ(スーと私)だったが、何事もなかったかのように小径もすっかり春もようである。
この桜の木は私のトンマな勘違い行動の一部始終の目撃者であるから、親近感をおぼえてしかたがない。
「ね〜、あのときはおどろいたよね〜」
とか、パッとひらいた花を見上げながらつぶやいたりして...。
スーはそんなアタシの足下で根っこ部分の調査のみにいとまながい。
通常より念入りにつま先で土をけずって鼻を押し付けるようににおいをかいだりしている。
そして自分の証明書をあらたに発行する。
♪アタシの前では手負いの子〜、そっとおねんねそれはだ〜れ?それはヒミツヒミツヒミツ秘密のセリーヌちゃんっ♪ちゃんちゃんっ♪
と歌いながら散歩する小径であることは、桜の木とスー.....三人だけの秘め事である。

ま〜ったくな三寒四温の日々。
今日の寒さったら。
一応...としまった厚手ニットカーディガンを取り出して着た。
タートルネックのシャツを着たかったけれど、レースの付けエリをTシャツの首回りにはさみ込んだ。
いつもはリュックサックにしている月光のキャンバスバッグを今日はショルダーにしてみた。
入れ過ぎでダンゴ状態はいかがなものか...。
明日は暖かいといいな〜。
ひさしぶりに友だちと都心での会合が楽しみだ。
子どもの服のお店を(ネットでね)始めたいと思う。
ちょっと新しくやりたいことがあるって気持ちの張りが出るものだ。

10本ほどできた〜!
今回は、春っぽい色合いのもつくってみた。
●お店で、24日(日)の夜から販売開始しようと思っています。

姉からきんつばが届く。
私の大好物、泉庄のきんつばである。
あ〜久しぶりだからとても嬉しい!
12個の半分は即座に冷凍保存しようとか、2個は義母にあげよう...とか計画をたてる。
またもや手紙には愛犬フーちゃんの似顔絵があった。
「前より進歩したでしょ?」
と書いてあったが、私は前の方が好きである。

どうか進歩などねらわないようにと、きつく姉にもうしわたさねば.....。
泉庄のきんつばは、本当になつかしい味がする。
コレ、子どものころ食べてはいないけれど、小豆の基本的な味なんだと思う。
いちばん好きな食べ方は、「モーニングきんつば」として、朝食にいただくのだ。
空きっ腹にしみわたる旨さではじめる一日はなんとも幸せなのである。

さっき友だちが送ってくれた画像に驚く。
それは中学生の時、アタシがあげたものだという。
くつと、二人連れの女子(りんりんらんらん風)は紙粘土製。
覚えていないけれど、紙粘土制作物といっしょに手紙も書いていたらしくそれもいっしょに写っていた。
今となんら変わりのない筆跡は、私が書いたものにまちがいなかろう。
その文面のこっぱずかしさったらない。
穴を掘ってでも入りたい気分にさせるその文章はくつ口調で、ド偉そうに書いているのだった。
「オレはくつだ。だがデリケートだぞ...」とか、「人目をさけて付けてくれ」とも書いているところを察すると、どーも自信作ではなかったらしいね、ワシ。
恥ずかしくて凝視できなかったけれど、もういちど見てみるとなんとも懐かしさがこみあげてきた。
そうだった!小学6年から中学にかけて、ペンキぬりとハンダ付けと紙粘土工作に熱中した一時期があった。
ペンキはリンゴ(生にです)にまでぬっていたことがあった。
ハンダ付けは、接着するものがなくて、意味なく「釘」をハンダでくっつけては満足していた。
あまりの進歩のなさ...というか....興味の方向のいっしょさ。
進歩ないと思うより、ぶれてないと思うことにしてみようか。
そんなこんなして44年すぎたんだなあ〜。
ものもちのいい友だち、ありがとう。
りんりんらんらんをつなげるために苦心して、爪楊枝を腕のところに貫通させたことを思い出しました。

桜、ちらほらと咲きだした!
スーとの散歩が楽しみになる季節だ。

桜は根元調査にいそしむだけのスーですけど。

PHP4月増刊号 くらしラク〜る♪という雑誌に、旅のエッセイを書かせていただいた。
友だちと行った京都旅行。
長〜い間行きたかったイノダ、キャラメルママというBARで祝ってもらった誕生日。
名所や観光スポットじゃないとこの方が思い出に残るもんなんだな〜...。

なにか、無心になりたいとき、手芸は有効だ。
組み合わせを考え、熱心に縫いつける作業。
ずっと前につくりかけだったブレスレッドを仕上げた。
使ってくれている友人が、
「夏にいいアクセサリーよね!ポイントになるし、布製だから汗でべたつかないから」
といってくれた。
麻布というところも良かったか。
もう少し、本数ができたら、●お店に出そうかなと、前向き気分に。

気持ちいいお天気だったので、大きめな手芸店まで歩いて行ってきた。
ba-sanの顔用の布がもう切れたので買い足しに。
簡易くるみボタンがあったのでそれも。
数字ハンコを布に押して、ボタンにした後ゴムを通して、髪ゴムにするつもりだ。
いくつかはボタン穴を取り除き、ブローチピンを接着しようと強力接着剤の購入。
数字のブローチに。
がっつりと反省したと自分で思ったら、もうそれで良し!としようと決めた。
経験値として内蔵できたら本望としよう....。