茶色地に白のドットのジャンパースカート。
いつもこれには、黒のまる首のTシャツとか、タートルネックを合わせて着ていた。
胸のやま形カットには、ごくふつうの形のアンダーで!と思いこんでいたから。
ブラウスを何気なく合わせてみたら....こりゃいいんではないの?と思った。
襟にはこまかいプリーツが立っていて、胸はほそーいタックが何本もはしっているもの。
いつも、そこんとこを生かすようにと、ブラウスの上にはなにも着ていなかった。
な〜んだ、ジャンパースカートと重ねても襟もタックもちゃんとでるじゃない!と着てみてはじめてわかった。
簡単にわかりそうなことなに、今まで気がつかなかったなんて。
コレにはコレで...と日々思いこみの着方を意識なくしている。
色合いとか、丈の相性とか、気に入った合わせ方はどの服にも必ずあるものだ。
でも、ときどき思いこみをはずしてみれば、意外と「な〜んだ、コッチでもよかったんだ」の組み合わせが見つかるもんだなあ。
友人が、
「明日、パスポートとりにいくのよ」
といったので、
「いいわね〜、どこいくのん?」
ときいたら、
「ロシアにね」
と。
収容所で戦死した父上の遺骨(か、遺品)が確認されたと国から連絡がきたから、収容されていた人たちの、ほかの家族といっしょに、お参りにいかれるとのことだった。
「よかったね」
と、いった私だけど、よかったねでよかったんだろうか.....。
チクとどっかが痛んだ。
「なんだかね、おっくうな気持ちもするの」
といった友人のそっちの気持ちがわかる。
友人は今年で78才だ。
戦争が終わって68年。
若いまんまで亡くなった父上に、小さな子どもの気持ちで友だちは会うのだろうか。
午後三時の外出。
あまりの暑さに、着るものが思いつかない。
家では、キャミソールいっちょう(スカートははいてるよ)でいるけれど、外に出るにはそうもいかないから赤シャツをはおる。
この前描いたイラスト通りの着方になって、苦笑。
上から下まで、まんまである。
よく、「絵と似てる」といわれるけれど、並べてみるとそうでもない。
イカした絵のキッチンクロス、2枚。
そのサイズまんまで、布ぶくろにした。
三辺を縫うだけ。
ショップの紙袋についていた、綿テープの持ち手を切り取って縫いつけた。
紙袋は、資源ゴミの雑紙入れに。
はい、これまたゴミのまったくでない手芸であります。
スーさんは、風呂場のタイルがひんやりしていることを知っている。
暑い日は、玄関のたたきとお風呂場を寝る場所にしている。
毛皮族に、この暑さはそうとうにキテルことだろう。
毛皮族はアツイアツイもいわず、ひんやりプレイスを見つけては、カラダを休める。
やつらにわしらはかなわない。
床にヨガマットをしいて、ゆがんだ骨盤などをゆらしていると、スーがすりよってくる。
ほぼ茶色と黒色で構成された毛並みの犬に見えるスーだけれど、じつは腹面は真っ白なんである。
おしげもなく股をひろげるその様は、子猫のようににゃんにゃんと甘える。
日ごろのニヒルさとのギャップ、それは限られた人にしか見せない姿。
これやられると、ヨガマットはスイスの湖水に浮かぶ小舟と化す。
♪エーデルワイス♪エーデルワイス♪にワープする。
表づらは茶色なのに。
「おしゃれのレシピ」(6月24日付け)が中日新聞のタブロイドコンパクトシー、8月号に転載されました。
夏を楽しもっ!特集。
「気球に乗って夜景を」「体にいいニンニク。生野菜や果物で分解」「夏本番!美味しいビールを飲みに行こう」などの記事にならんで「バッグも涼しげに。カゴバッグを楽しむ」も!
胸にバラのプリントのTシャツ。
着古してもうヨレヨレだ。
ヨレヨレはいいんだけど、丈の長すぎるところがどーも気になっていた。
ふつう丈のTシャツと重ねてみるとこんなに長い....。
重ねて、バラTシャツを20センチほど切った。
切りっぱなしで着るつもりだ。
切りおとした部分を8分割にまた切りきざんで、げんこつ結びにして、ふつうのグレーのTシャツの裾に縫いつけた。
グレーTシャツは、裾が横にビロ〜ンと伸びきってしまっておさまりがイマイチになっていた。
げんこつ結びがいい重りになって、ビロ〜ンを押さえてくれた。
裾のまわり全部に縫いつけたかったけど、足りなかったから、脇の部分だけに。
ダメなところをおぎない合う技ってことで...ひとつ。
ゴミがいっさいでない布のこうかん手芸。
青Tシャツのマークの疑問が解決されたことから、あ〜!と思ったこと、ふたつ。
いっこめ。
ボーイスカウトのちびっ子少年チームを、「カブスカウト」といったよな...。
そうそう、そしてシンボルマークは小熊でしたよね。
ふたつめ。
熊が刻まれているバックルのベルトは、高校生のときから愛しぬいているものだ。
革はもはやぼろぼろで、もろもろっとした砕けた革のカケラのようなものが服にもくっつくようになったので、何年もしていない。
「くま」で思い出して見たら、やはりこれはイケテル熊だと思う。
ベルトをなんとかして、また使おうかな...と改めて見直した。
どう改良してくれようか。
バックルの裏面からは、志賀高原、熊の湯、滑降大会、優勝の文字が読み取れる。
40年前、惜しがる父から奪うようにして手に入れてものだった。
父がスキー大会で優勝して、熊の湯からさずけられたのかどうかは...不明。
かわいいくまのマーク.....は野球チームだったのね〜。
友だちが情報を送ってくれたので、「カブス」で検索したら、どっさりとくまマークがでてきた。
カフスボタンにもなってる。これもまたかわいい!
正面向きの顔のもある!
しかし現在は、このマークなんですと。
どーして変えた??