今なおまざまざと思い出される「自分のばあさんを思った日」がある。
それは三年ぐらい前だったか....「マルタの優しい刺繍」という映画を観た日の事だった。
その日の事は、ブログにも書いた記憶がある。
若い頃観た「黄昏」、「コクーン」、「八月の鯨」、「ドライビング•Missデイジー」とか、主人公が老人の映画とは全然ちがった印象をばあさんたちから受けたのだ。
仕草、考え方などが自分に重なった。
映画館を出て見上げた西の空、スクリーンよりでかく墨痕あざやかに「近々」と描かれているのを見た。
多分そのとき私は54か55歳だったと思う。
東の空に薄墨で書かれた「JUST NOW!」を私は見逃したのではあるまいか。
とそんなことを新人ばあさんは思い出し「私的ばあさん年齢」を確信するのです。
展覧会をきっかけに、ばあさんについて考え続けている。
まず....ばあさんとはいったい何歳からの女性をさすのか?である。
心が少女のようにいきいきしていれば、いくつになっても青春っ!とか、孫が生まれ、おばあちゃんになったら....というのはひとまず右横に置いておきたい。
そこ、保留。(却下したわけではない)
拓郎の歌った、♪喫茶店で渋茶を注文すること〜♪あ〜それが老人〜♪は、左横に置いたゴミ箱に捨てる。
じゃ、きりのいいところで60?65かな〜?
と、アイスティー飲みながら、ふと雑誌をめくる。
それは、【40歳からの私らしいおしゃれ探し】とサブタイトルの入ったムックであった。
最後の方の記事に「街で見つけたプラチナ世代の素敵な女性たち」として、街角おしゃれさんスナップ写真が載っていた。
20人ほどの登場。
主に40代女性だった。
母娘のツーショットもある。母44娘18とか母45娘20のペア。
みなとてもおしゃれさんである。
その中で、え?ちょと雰囲気ちがうんでねの?と目がとまった写真もある。
素敵な装いをこなれた感じでさらりと着こなしておられる方々なのであるけれど、なにかがきわだって他とちがう.....。
え〜〜っと率直にはっきりいってしまいます。
「おばあさんに見えた」のである。
キャプションについている年齢を確かめると、52歳、54歳。
ああん??歳下じゃん!
57歳って?同じ歳じゃん!
重ねていいますが、センスすごくよく着こなしてて品もあって、選ばれし人であることは間違いないのです。
しかし、40代30代の中にあれば、差、歴然。
はっきり見えるラインがありました。
もういっかいいいますが、若い>若くないの式をいっているのではないよ。
ばあさんとはいったい何歳から....?を考えているときに見た雑誌。
60?65?などとふわ〜っと考えたりしてたわれであったが、チラッと写真で見てピッと感じたおばあさんとは52歳。
「私的ばあさん年齢」は、グレーゾーンの間くらいをとって55歳で手を打った。
しゃしゃんのしゃん、GOGO!レッツGObaーsan55!
55歳は、ばあさんの初心者、ばあさん界の新参者。
新人ばあさんなのである。
なんだかとっても嬉しく感じるのはなぜだ?わからん。
これからしゅくしゅくとばあさん街道を歩いていこう!と決心した。
きのうの残念な部分が心残りだったので....午後から現場に。
今日は、はからずもたくさんの人の出入りがあった。
家主のH一家3人、K一家5人、O母娘、Tくん、アタシと息子。
老若男女13人と犬三匹が入り乱れての作業となった。
子どもらはみなほぼ幼稚園から高校までおなじ学び舎の仲間である。
親同士は久々の再会を喜び合ったりもし、楽しく作業をした。
私は若い者らのじゃまにならぬようにキッチン方面に逃げ込んでいた。
付近に冷蔵庫もあり、ビールの差し入れもあり、そういった恵まれた環境下にあったので、親方らしくビール片手ににこやかに見守るほかなかった。
家主は、古い壁の塗料をはがすというとっても地味でもっとも大変な裏方作業をしておいてくれたので、わりと派手めな仕事を来訪者にやらせてくれたのであった。
ありがたいことである。
BGMに、テレビの「劇的ビフォーアフター」の匠のテーマミュージックが流されて、テンションが著しくアップした。
リビングはあと床張りを残すのみ。
ダイニングも完成間近い。
トイレ洗面所、玄関まわりは手付かずのままだけど、それもだんだんと形になっていくことだろう。
楽しみである。
これから夏休みの子どもたちの手もどんどん交えて、作業に加速がつくはず。
リフォームってこんなふうにするんだな、人の集まる家ってこんな家なんだな〜と思わせてくれる。
人が家だ。
昨日、冗談のように段取った完成を祝う日も近い!?
そしてそれぞれに自分のかかわった部分を指差しながらしみじみと言うのだろう。
「ここ塗ったんだよ」
「ここ打ったんだよ」
それぞれ自分の家のようにジマンし合いたい。
おととい見かけた、ソニービルにあった水槽の中のさかな。
このさかなが成魚になると....、
こうなって、しま模様になるそうだ。
渦巻きもようからしま模もようなる中間あたりのもようがすごく気になる。
どう変化していくのだろうか?
海のなかには不思議がいっぱい。
沖縄の海のさかなだそうです。
午後からまた親方をやってきた。
今日も壁ぬりを主に。
この一週間のあいだに、Hご夫婦はちゃくちゃくと作業を進められ、また数人の助っ人さんたち(若者、パワーみなぎる中年ら)も参加もあり、天井の塗り替えが完了していた!
しかしまだまだ作業は続くのであった。
私も先日の「現場」でちょっと要領をつかんだってこともあって、今日の作業はココロの中で密かに「ひとり段取り」をつけて開始した。
一畳分ぐらいの壁面に対し30分くらい、三面はやっちまおう....と。
しかしとっても惜しかったのは、あと1メートル四方というところで漆喰が足りなくなってしまったことだ。
親方としては無念だ。
もう一袋漆喰の袋を開封してもよかったのだが、まあ時間も時間だしとあきらめた。
次回は、漆喰の分量の配分も考慮して段取りたいと反省した。
前回より上達したのは休息の取り方だった。
それぞれの仕事のきりのいいところで、それぞれにインターバルをとっていた。
一服する者、ポットのコーヒーを飲む者、他の者の仕事っぷりにちゃちゃを入れる者、.....みな好きなように力をチャージするアラウンド60。
電気ノコギリのジージーいう音、コテのシャッシャいう音、ペンキをとく音が現場にみなぎり、それぞれの持ち場仕事に没頭した。
汗がぼたぼた落ちた。
古い家がだんだんと生まれ変わっていくさまは、本当に気持ちがいい。
帰りの車(今回も送迎してもらった)の中では、リフォーム完成を祝う会の段取りも話し合う。
なんでも段取りは大事なんである。
(画像のアタシ、なんともうでっぷしがいいではないか!)
友だちと長年の懸案事項であった「銀座の三亀でランチをする」を、暑さマックスな今日やっとこ実行した。
実行におよんだのは確かなんだけど....とんまな我々らしく、本日定休日であったのに気づいたのは、三亀さんちの前でのことであった。
およよ〜っと暑さで倒れ込みそうになりつつも、やっぱりね〜、そうだもんね〜と妙な納得感を味わう。
......それはさかのぼる事30年前。今日みたいな暑い午後.......浅草の花屋敷の前でも同じ味わい。
意気込んで行くと定休日っての、われわれのお約束なのかもしれない。
それでも二三軒先に、稲庭うどんのおいしそうな由緒も正しそうな、老舗そうなお店をみつけ、そこで冷やしうどんランチと、夏野菜の天ぷらを食べることにした。
由緒ありの老舗でギンザだけれど、ランチセットは安価でわれわれにもやさしかったのでよかった。
竹のすのこ状のうつわに盛られた冷たい稲庭うどんはつやつやでコシコシで、あつあつの天ぷらと合わせて、とてもおいしかった。
「暑い日はこれよね〜」「ね〜」「そうだよ、これこれ」
と、三亀のことはすっかり忘れ、とんまなりの幸をえる。
すっかり食べ終わってから、あ!写真とっとくんだった!と思いつくも、時すでにおそし...。
その後、これまたご近所のカフェ、AUX BACCHANALESに移りコーヒー&デザートに。
「小さい甘いのちょっと食べたい」
と3ba-sans意見の一致で、小さいマカロンを三個注文する。
マカロンからなにかのお告げを聞き出そうとしているかのような1ba-san。
マカロン3個には、オマケが付くといわれ、嬉しがる。
なんかフランスっぽいアイスだった。
計算がうまくできない2ba-sans。
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出かける前、ちょっと迷ったのだ。
着ていくものについて。
夏の着物を着るいいチャンスではないか!と。
紗の着物は昨夜から衣紋掛けにスタンバイしてあったし、アユ柄の帯も出しておいた。
しかし...暑さに挫折してしまい、ノースリーブのワンピースを着て出かけた。
電車の中、街の中では数人の和装の人を見かけた。
浴衣の若い女子、夏着物のご婦人。
真夏の和服姿はなんとも素敵である。
あ〜やっぱ着物だったかな〜とやや後悔した。
きわめつけの後悔は、帰りの電車を下りた駅の階段での出来事である。
浴衣姿の20代の二人。
重そうな荷物(車輪付きのカートみたいなトランクみたいなの)を持って階段をえんやら下っているおばあさんに近寄ったかとおもうやいなや、すっとおばあさんの荷物を持ってあげていたのを目撃したこと。
(私は、あ、危ないなあと思っただけ....)
ちょい裾を乱しながら、カートを運び下ろした二人だった。
おいおい!かっこええぞ〜!日本女子ぃ〜!
わたしまけましたわ。
暑さにも親切にも....。
中学生のころ、夢中になっていたモンキーズ。ミッキー、デイビー、マイク、ピーター。
テレビの「ザ•モンキーズ」は楽しかったなあ。
今、キヨシローの日本語版のデイドリームが時々テレビから流れるのを聴く。
♪ずっとゆめ〜をみてた〜♪っと、短くてもキヨシローぶしのデイドリームだ。
それだけでも、きゅんきゅんくるのに、モンキーズで聴いたらどきゅんするだろうと、なんでもお取り揃えのユーチューブに頼ってみたら、すぐあった。
ああ、なんていい曲だったんだろうと聴き入った。
13の私は、テレビから流れる「えーごの歌詞」をカタカナで大急ぎでメモした。
それでも聞き取りとメモ書きのスピードが間に合わず、いつも残念な私であった。
ジュワッデイドリームビリーバアンダーホームカミンキーン。
シックスクロックオウデブリ〜ン。
っていったいどんな意味と思っていたんだろう。
意味などどうでもよかったんだよね。
とある日、1ーBの教室で、志おなじゅうする久保ちゃんから「完璧なカタカナの歌詞カード」を写させてもらったあの日の事は忘れない。
それから毎週その歌詞カードを持って、テレビのモンキーズといっしょに歌っていた。
今ユーチューブ見て歌う。
シックスコロックオウデブリ〜ン。
あの歌詞カード、やっぱ完璧だったで、久保ちゃん。
そしてちゃんと覚えてたし。
またもやナスをいただいたので、またもや素揚げのあれをつくる。
そうめんでの使いかけの長ネギ、ピーマン、鶏肉のささみも一口大にしてささっと揚げる。
水でわったしまだやそうめんつゆには、鷹の爪を浸しておく。
ほんのちょっとピリッとさせるためと、ほとんど彩りです。
かぼちゃサラダ。
かぼちゃはやわらかーくゆで、お湯をきったあと粗くつぶしながらから煎りみたいにして水分を飛ばす。
これ重要とおもう。(常識な行為?)
すっかりさましたら、マヨネーズをちょっとだけ入れて和える。
熱があるうちに和えると、油がもどってべたっとなるから、すっかり冷めてからがいいとおもう。
これもまたふつーのことなのかも?
それとしゃけを焼いて、夕飯にした。
そうめんつゆに浸した野菜のおかずは残ったんで、冷やして明日の朝食にしよっと。
!!!!友だちのブログに、おんなじメニューが画像と共にあった!!!びっくり!
これって「夏の定番おかず」だもんね。
盛りつけ方にはそれぞれの個性が出る。
盛りつけに出てるアタシの雑っぱく。
(友だちはアイテム別にして盛りつけていた。そっちが上品。こんどそうしてみよう)
いつも通るアーケード、モップの先のところをこんな風に干してあるのをよく見かける。
このところこだわっている白髪。
そう見えてしょうがない。
レースのついたスカートとブラウスに、スエードの靴をはいた今日。
サンダルかいつものペタンコ靴では物足りない気がして出してきた。
でも足の裏がいちだんと暑かったけど。
竹で編まれた黒いがごバッグを手に持って。
後ろボタンのブラウスが好きだ。
スカート、ともに古着。@DEPT
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半幅帯の結び方をしっかりとマスターした!
貝の口のちょっと変形結びも教わった。
ものすごく気に入った結び方だ。
先生は、
「この結び方は普段着にね。電車に乗ってのお出かけとかには向きませんよ」
とおっしゃる。
また謎が生まれる。
なんでだ??
こんなに簡単に結べてかっこいいと思われる形なのに、どうして?
私はバスにも電車にも乗って、どしどし出かけるつもりでいるけどね。
夏用の着物に貝の口結びで、細めの帯締めをキリリっとな。
友人が、家を大リフォーム中。
それも自分たちだけでの。
主に壁の塗り替えと、床の張り替えをするというので、一日イザ助っ人!行ってきた。(送迎してもらったんだけど...)
景気づけのみやげは、やはりあれである。
ぜったいこの夫婦はかぶりたがるであろうと見込んで、朝から買ってきたあれ。
どうだろう、このがぶりっぷり。
横分けスタイルもなかなかである。
自前の頭髪がややとぼしくなったご主人も、ひさびさのふっさふさの笑顔で、アタシも嬉しい。
愛犬サラさん、ゴージャス犬に。
さて、壁塗りに没頭した今日。
漆喰の塗り方をざっとMARIKOさんに教わった後、ぺたぺたと塗りはじめる。
じょじょに上手になっていった。
•ワンストロークを長く
•まずコテの線の部分で漆喰を均一に壁に塗る
•その後コテの面の部分でテクスチャーをつけていく
•いっかい半乾きにした後、もういっかいコテ面でニュアンス付け.....。
などと、独自の技法をあみだす。
どんどん上手くなり、早くも家主にも指図を出すアタシ、「親方」と呼ばれはじめ、気をぐっと引き締めた。
つぐさんは、穴の開いた壁をめりめりっとはがし、ベニヤ板と角材を買ってきて、小さな飾り棚に改造。
大きな古い家なので、とても広いのである。
まだまだ壁はたくさんあり、床面積もたっぷりと。
また近いうちに伺って、なんらかの手伝いをしたいと思っている。
キッチンはシャーベットグリーンで、トイレの壁はピンク色がいいんじゃないか?と思ってるんだが、どうだろう。
うるさいだろ〜?親方。