気に入って持っているバスケット。
冬仕様っぽく、大きなボンボンをふたつみっつ付けてやろうと思い、原毛を丸めてみた。
大きくていびつなボンボンに!と思って。
チクチク突っついているうちに、ba-san降臨.....。
もはやba-sanしか生まない手になってしもうたのか。
ba-sanはいう。「もっとデカく...、もっと!」と。
そして最終的に直径10センチを超えた巨顔に。
バスケットに「なにか」を付属させると、どうしても甘い感じが漂ってしまう。
手作りのものではなおさらに。
カワイく甘くなりすぎては、なにかこうこっぱずかしいというか。
デカ顔、しわしわいっぱいのba-san頭部、相殺効果を期待してバスケットに結びつけた。
テリアの小物が好きだ好きだ好きだ〜と言うてると、集まってくるものかな?
親切な友だちが、「やや壊れぎみのバレッタだけどいる?」といってこれを送ってくれた。
身長が9センチほどの存在感のあるテリア。
もう嬉しゅうて嬉しゅうて、いじくりまわして、あげくに本格的にバレッタのバネ部分を破壊してしまった。
左前足のくにょり方がなんともツボである。
前身と同様な髪飾りにするか、この際ピンを接着してブローチにか?....いやいやバレッタの金属のところにうまくチェーンを接続できたらネックレスにしたいとの野望も湧く。
ワクワクが湧く湧く。
以前観た「ポアロ」、「もの言わぬ目撃者」というお話。
フォックステリアがポアロの灰色の脳細胞をなにかと刺激する役目で登場した。
このフォックステリアがまあかわいいのなんの!
まれに見るかわいさ。
くりくりの巻き毛で、ぴちぴちとよく走り回る犬。
(壊れたバレッタの下に敷いたこの布にそっくりな毛並み。色はグレーだったけど)
彼はボブという名前で田舎ぐらしの犬だった。
トリップ姉妹という風変わりな霊媒者も出て来たな.....。
犯人の動機がいまいち理解できなかったちょっと消化不良な作品だったような。
ボブはもうちょっとでポアロに飼われるところだったんだけど、でも、........あ、推理ものはストーリーを話しちゃダメね。
ボブのたった一つ持ち芸は、階段の上から落としたボールをすばやく追い越して階下でキャ〜ッチ!
そしてボールは必ず自分のバスケットベッドに持ち帰る...つう芸。
これも殺人事件解決のヒントとなるのであった。(あ、話してしまったけど、このくらいはね)
息子の尽力で、夜のお楽しみを復活できた私である。
「名探偵ポアロ」も「ミス.マープル」と同じに大好きな人。
アガサ.クリスティーって本当にすごい小説家だ。
ポアロシリーズは、いつもレンタルショップで借りて観ているので、順番に添って観ていない。
お店の棚にある中から、一枚二枚...と時々借りているのだ。
ポアロはスーツの襟によくブローチをつけている。
ジェラードのコーンのような形態をした銀のピンブローチ。
花束を模しているんだと思う。
それ、しょっちゅう色が変わる。
あれ?違うブローチなのかな?とDVDを一時停止してよく見ると、コーン部分は同じようだ。
あれは花の部分だけを差し替えるような仕掛けのブローチなのではあるまいか。
6色以上は確実に所持してるの、確認済みだ。
ポアロは「独自のおしゃれセンス」を持ってるから、スーツの色や雰囲気によってフラワーカラーを使い分けているにちがいないのだ。
今回借りたDVDで、あのブローチは、ある女性からのプレゼントだったんだ!ってことがわかった!
ベルギーで警察官をしていたころ、事件を熱心に調査してくれるポアロに感謝の意味を込めてそれは贈られた。
殺人事件調査真っ最中ながら....ちょっと甘いムードで。
ポアロはあくまで紳士であるから、ムード中でもぐっと押さえた態度でいる。
しかし、ブローチはずっとずっとつけてるのね。
ポアロのステッキにも、仕掛け物がよく出てくる。
取っ手のところが双眼鏡になるもの、ステッキが携帯用の簡易椅子になるものなどを見た。
たんなるおしゃれだけでなく、実用を兼ね備えてるんである。
それを適所で使いこなすポアロ。
かっこええ〜!
ミスレモン(秘書)の服装も見所がいっぱいで、毎回人が殺されてもポアロシリーズはとにかく面白いのだ。
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●追記 息子の尽力について
「お母さんにお年玉あげるよ。毎日つまんなそうだから」
といって、つやつやの新しいポータブルDVDをくれた。
彼は色々ねじを回したり、つまようじで作業した結果、.....ネットで安い「DVDを探す」に行き着いたようだった。
3960円は最良な価格だと。
息子はいい仕事をしてくれたのであった。
【久々、武士語に変換】
せがれの尽力にて、夜分のお楽しみを復活なりのそれがしなり。
「名忍者ぽあろ」も「娘まーぷる」と同じに首ったけな輩。
あがさ.くりすてぃーとはまことにすさまじ随筆家だ。
ぽあろ列伝は、何時も損料屋にて借りて観ておるのにて、順番に添とは観ておらぬ。
商いの棚にあるでござる中より、みつくろい...と時々借りておるのでござる。
ぽあろは裃(かみしも)の襟によくぞぶろーちをつけておる。
じぇらーどのこーんがごとき形態をしたでござる銀のぴんぶろーち。
花束を模致し候んであると存ずる。
其れ、しょっちゅう色、変ずる。
あれ?否!ぶろーちだかの?と映像入銀円盤をしばし停止してよくぞ見るに、こーん部分は同じようにござる。
あれは花の部分のみにてを差し替ゑるごとき仕掛けのぶろーちゆえはあるでござるまゐか。
むつ色以って上は確実に所持しておるの、確認済みだ。
ぽあろは「独自のおしゃれせんす」を持っとるより、裃(かみしも)の色や風情にそれゆえふらわーからーを使ゐ分けておるにち、おらぬのでござる。
こたび借りた映像入銀円盤にて、あのぶろーちは、あるでござる女人(にょにん)よりの褒美でござったか!とはこと、いかにも!
白耳義にて八丁堀のだんなをしてござったころ、一大事を熱魂に検分してちょーだいくらるるぽあろに痛み入るの意味を込めて其れは贈られたでござる。
殺害由々しき事態検分真っ最中な、ら....少々甘いでござ候風情にて。
ぽあろはあくまにて侍なりより、風情とりわけぐっと押さゑた態度でおる。
なれど、ぶろーち手筈っと長らくつけてるののう。
ぽあろ外伝にも、仕掛け物、よくぞ出てくる。
取っ手のところが双まなこ鏡になるもの、杖、糸無し糸電話用の簡易腰掛になるものなどを見たで御座る。
たんなるおしゃれのみにてにてござらぬ、実用を兼ね備ゑてるみてあるでござる。
其れを適所にて使ゐこなすぽあろ。
かっこゑゑ~!
小娘れもん(用人)の着物装も見所、ゐっぱゐにて、毎度輩、殺させてもぽあろ列伝はとかく面白ゐのでござる。
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●追記 せがれの尽力につゐて
「母上殿にお年玉献上奉るで候。毎日つまんなそうでござるより」
とて、つやつやの新しき携帯映像入銀円盤をくれたでござる。
彼は様々ねじを度ござったり、つまやうじにて作業したでござる結果、.....網にて安ゐ「映像入銀円盤を探す」にはせ参じ着おりきようでござった。
参玖陸零両は最良な価格であると。
せがれ御意ゐ奉公をしてくれたでござるのにてあったでござる。